関連ブログ記事・・・2023/6/22付「船橋新京成バス・ちばシティバスも2023/7/1から値上げ決定」
千葉県北西部では京成グループ・東武グループ以外のバス事業者も路線バスを運行していますが、うち3社が2024/3に運賃を値上げすべく関東運輸局に申請しています。
1.平和交通(ビィー・トランセグループ)
2023/12/19付で値上げを申請しました。
http://heiwakotsu.com/img/20231219.pdf
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000314556.pdf
実施予定日は2024/3/1となっており、約13年半ぶりの値上げ(消費税率引き上げを除く)です。平均値上げ率は上限運賃ベースで22.1%・実施運賃ベースで17.6%となっており、初乗り運賃は現在の現金170円・IC168円からいずれも200円になります・・・他の首都圏の事業者と同じく、値上げを機に現金運賃とIC運賃を全面的に統一 なお、津田沼駅~ららぽーと間の路線は運賃200円で据え置きです。
2.東洋バス
3.千葉シーサイドバス(東洋バスグループ)
いずれも、2024/1/9付で値上げを申請しました。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000314986.pdf
実施予定日はいずれも2024/3/23となっており、東洋バスは約26年ぶり・千葉シーサイドバスは2003年の営業開始以来初の値上げ(消費税率引き上げを除く)です。こちらも、値上げを機に現金運賃とIC運賃を全面的に統一します。
ユニークなのは、両社は現行運賃・実施運賃のいずれも同等水準(京成線八千代台駅や勝田台駅発着の路線を中心に運行する東洋バスは現行運賃より概ね10~30円上乗せ、千葉市幕張地区を中心に運行する千葉シーサイドバスは現行運賃より概ね20~30円上乗せ)なのに対し、関東運輸局に申請する上限運賃ベースでは大差がついていることですね・・・
東洋バス=12.96% 千葉シーサイドバス=33.27%
千葉シーサイドバスのJR幕張駅~ZOZOマリンスタジアム間(現行運賃は210円)の場合、実施運賃が240円と30円アップなのに対し、申請ベースの上限運賃は310円と100円もアップしています。同じエリアを運行する新都心営業所管轄の京成バスは、千葉県内の京成グループが運行する一般路線バスで唯一2023年内に値上げを行っておらず、このブログを書いている時点でも値上げ申請を行っていません。同社が次の値上げで大幅に実施運賃を引き上げる可能性を考慮して、敢えて高めの上限運賃を申請したのかもしれませんが、関東運輸局がこれをどう審査するかに注目ですね。