今回が最終回です。
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愛宕神社の参道(階段)が今来た道の反対側にあったので、これを下りて潮トンネル西口の工事現場方面に向かいます。
工事用道路として活用し得なかった谷沿いの細道を進むと、その4で紹介した鉄骨組みの仮桟橋が見えてきました。
なかなかの迫力ですね。ただ、洲本バイパスは本来橋梁でこの谷と細道を越えるはずですが(事業パンフレットによれば長さ64mの「陀仏橋(仮称)」)、その工事が行われている様子は全くありません。
その先の細道から見た洲本バイパス予定地。ここでも工事は現在進行形ではありません。洲本市公式サイトに掲載されている「工事のお知らせ」によれば、2023年度末で工事はいったん終息を迎えたとのこと。その4で紹介した工事用ヤードから仮桟橋がつながっており、この部分の工事に活用されていましたが、役目を終えて撤去されました。
https://www.city.sumoto.lg.jp/uploaded/life/28100_75949_misc.pdf
ちなみに、各「工事のお知らせ」を見ると、2023年度末時点での長大トンネル区間を除く工事施工はいずれも但馬地域の建設会社となっています(市外局番が0796)」。名塩道路でも高度な技術を要する工事以外は同様で、確かに同じ県内ですが遠路はるばる・・・という感じですね。
そして、振り返るとそこは潮トンネルの西側坑口でした。ここは工事が現在進行形です。
なお、洲本バイパスは2022/11に開催された「令和4年度第3回近畿地方整備局事業評価監視委員会」で再評価対象になっています。
https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000005w0e7-att/no.7.pdf
その3~その5で紹介した切土区間では、詳細調査の結果土質区分が当初見込みと異なっていたこと、そして学校等が近接しているため騒音・振動を低減する工法へ変更の必要が生じたことから、工事費が31億円増となっています。
(おわり)