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中部縦貫自動車道高山~平湯温泉間の状況について

2023/11/15に開催された令和5年度第3回中部地方整備局事業評価監視委員会において、国道158号中部縦貫自動車道高山清見道路が評価の対象になりました。

https://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/jigyou/data/r0511/050_shiryou5.pdf

高山清見道路は高山市清見町夏厩~同市丹生川町坊方間の24.7kmで、このうち西側の飛騨清見IC(東海北陸自動車道と接続)~高山IC間15.2kmは2007年までに開通しており、一大観光都市・飛騨高山へのアクセス手段として活用されています。

https://www.cbr.mlit.go.jp/takayama/gaiyou/takakiyo.html

一方、東側の高山IC~丹生川IC(仮称)間は2013年に着工され、このブログを書いている時点では「早期開通に向け、橋梁上下部工やトンネル工等の工事を推進」しています。2022年度末時点の既開通区間も含めた用地取得率は100%・事業進捗率は62%であり、2019年度末時点(用地取得率99%・事業進捗率59%)からそれほど進んでいないようですが、これは事業費が2019年度末時点の見積もりから147億円増えて2445億円となったことも影響しているものと思われます。

さて、中部縦貫自動車道の岐阜県内区間<東海北陸道との重複区間を除く>は、福井県境部分の1999年に開通済みの国道158号油坂峠道路(2023/2/4付ブログ記事参照)・高山清見道路・丹生川IC~平湯IC間の未事業化区間・1997年に開通済みの安房峠道路区間(平湯IC以東)からなります。

未事業化区間の丹生川IC~平湯IC間のうち、西側の丹生川IC~日面(ひよも)間はまだ計画策定までもいっていませんが、日面~平湯IC間は計画段階のプロセスまで進んでいます。当初以下の3つの案が出されましたが、

 案1=全線を自動車専用道路でバイパス整備

 案2=西側は現道改良、東側は自動車専用道路でバイパス整備

 案3=国道158号を活用し、現道の線形不良箇所を部分的に改良

2023/2/3に実施された第3回計画段階評価で、速達性・定時性・積雪時の走行性の向上・被災時にも機能する信頼性の高いネットワークの確保が最も期待できる案1に決定しました。

https://www.cbr.mlit.go.jp/road/syouiinkai/pdf/r4_dai1_haifu03.pdf

次は、日面~平湯間がいつ事業化されるかですね・・・

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