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大阪市の航路の結節点「中之島GATEサウスピア」の様子(中)+水素燃料電池船の様子

前編はこちら

大阪市中央卸売市場南側の安治川沿い(右岸)は公園として整備されており、船着き場「大阪市中央卸売市場前港」が存在するほか、何隻もの旅客船や観光施設を載せた台船が係留されています。

2023/2/1に開催された大阪府河川水辺の賑わいづくり審議会で報告された付近一帯の事業報告書はこちら

係留中の旅客船や台船。イベントのある日はさぞかし賑わうことでしょう。ちなみに、下側の写真に写っている旅客船「UC200」(ユニバーサルクルーズ社が管理)は、万博会期中に夢洲発着航路に就航すべく準備中のようで、複数回実証運航を行っています。

https://www.youtube.com/watch?v=gSYqPr5LdkU

船着き場「大阪市中央卸売市場前港」。向こう側にユニークなデザインの船が係留されています。

この船は、岩谷産業が開発した水素燃料電池船です・・・特設サイトはこちら

万博会期中には、中之島GATEサウスピア~ユニバーサルシティポート~夢洲(万博会場)間の航路を一般旅客を乗せて就航予定です。

https://www.iwatani.co.jp/jpn/hydrogenfuelcellship/route/

2025/1/29には、この場所で報道公開が行われました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF293J70Z20C25A1000000/

https://www.youtube.com/watch?v=7ptMwjBdK2g (産経新聞社の動画)

川の対岸に、建設中の「中之島GATEサウスピア」が見えてきました。

手前に係留されている近未来風デザインの旅客船の船名は「スクイッド号」で、上記で紹介した事業報告書の28ページ目によれば「乗客定員49名。ウォータージェット推進による振動の少ないエンジンで、安全で快適な船旅をお楽しみいただけます」とありますが、「スクイッド号 大阪」で検索しても他に「観光庁の社会実験として2022/1/8~10の間大阪水上バス社が十三~舞洲間で運航した」旨の情報しか見つかりませんでした。船体に書かれている「RiverExpress」で検索してみると、2019年8月に設立した同名の事業者がユニバーサルシティポート~福島(ほたるまち)間で運航していたようです。

https://riverexpress.jp/

もっとも、上記サイトにはこのブログ記事を書いている時点でも「新型コロナウイルス蔓延防止の為、運行を休止しております」と大々的に書かれており、実際に運航されたのは半年未満と思われます。

一方、上で紹介したユニバーサルクルーズ社のサイトを見ると、水上タクシーのところにこれと同一と思われる船がユニバーサルシティポート付近を航行する写真が掲載されています。ちなみに、ユニバーサルクルーズ社のサイト上では「ご予約はポータルサイト」からとあり、遷移先のページ(WATER CITY PORTAL)運営会社のページにはRiverExpress社のサイトと同じ情報が記載されています。

対岸から見た「中之島GATEサウスピア」の様子。安治川沿いの船着き場(同時に複数の船舶が使用可能)は既に完成しているようですが、完成予想図に載っている他の陸上施設はまだ姿を見せておらず鉄骨だけの状態のようです。ちなみに左側に設置予定のプレジャーボート係留施設は2025/5以降オープン予定です。

(つづく) 後編では陸上から見た「中之島GATEサウスピア」の工事の様子を紹介します。

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