全国交通ニュースブログ

大阪市の航路の結節点「中之島GATEサウスピア」の様子(前)

大阪・関西万博では来場客の輸送手段として、および遠来の来場客が万博とともに楽しむ観光手段として旅客航路が活用されますが、難点は「淀川などの河川を運航するための川舟」と「大阪港一円など臨海部を運航するための海船」とは要求される特性が異なり(川舟は橋をくぐるため高さに制約がある、海船は波浪への対応が必須など)、大阪市中心部やその上流と万博会場を行き来するにはどこかで両方の船を乗り継がねばなりません。

そこで、大阪市内の主要河川を管理する大阪府では、海と川の結節点である安治川左岸(大阪市西区川口)に、海船と川舟との乗換ターミナルとなる公共船着場やにぎわい施設を備えた「中之島GATEサウスピア」の整備を、公募で選定した民間事業者(biid株式会社)とともに進めてきました。開設日は万博開幕1週間前の2025/4/6で、舟運事業者等に対する公共船着場の使用受付を2025/1/22より開始しています。

https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o070080/prs_51116.html

中之島GATEサウスピア公式サイトはこちら

なお、大阪府のリリース文では何故か触れられていませんが、実際には中之島GATEサウスピアの運営会社はbiid社とジーライオングループ(創業事業の自動車販売業のほか、神戸市や大阪市などで多くの観光関連施設を手掛けています)の合弁会社となっています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000036445.html

そして、もう一つ気になるのが、上記3つのサイトのいずれにも中之島GATEサウスピアの詳細な場所が書かれていないことです・・・ 大阪府のリリース文に掲載されている地理院地図を見る限り、場所は大阪市中央卸売市場の向かい側に相当するまではわかりますが。また、陸上からのアクセスについては施設の公式サイトの末尾に「地下鉄中央線 阿波座駅下車徒歩15分」と書かれていますが、位置関係はよくわかりません。確かにメイン機能が海船と川舟の乗換ターミナルであれば、陸上からのアクセスは重要ではありませんが。

ということで、付近のGoogleMap航空写真で安治川左岸のまとまった空き地となっている西区川口2丁目9を目指して、中央卸売市場側から現地を探索することとしました。

(つづく)

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