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前橋市の敬老バスカードの代替策は「1000円分オマケチャージ×4」だった <追記あり>

関連ブログ記事・・・2022/7/22付「高崎市の敬老ICバスカードの有効期限は4~5ヶ月程度しかありません」、2023/2/16付「高崎市の敬老ICバスカードは「Suica Light」だった

後者のブログで

>高崎市とライバル関係にある前橋市の公式サイトトのバスカードに関するページには、あと1か月半で磁気バスカードのサービスが終了するというのに「利用終了日以降、敬老バスカードは新しい制度に移行予定です。新しい制度の詳細は、決まり次第改めてお知らせいたします。」(カギカッコ内引用)の文言が燦然と輝いたままです。おそらく、2023年4月の新制度の開始に向け最後の詰めおよび予算措置の最中であり、まだ公表できるレベルに到達していないものと思われます。

と書きましたが、3月1日付で公表されました。上記ページからリンクしていない場所に、「前橋市高齢者バスチャージについて」のページができています。

https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/seisaku/kotsuseisaku/gyomu/5/2/1/35858.html

70歳以上の前橋市民を対象に、交通系ICカード(Suica・PASMO・nolbé等)に現金3000円をチャージする際に路線バスで利用できる1000円分を上乗せチャージができる引換券を1人あたり4枚発行するとのことです。引換券は前橋市から対象者に郵送します。

実際にチャージが可能になるのは、4月最初の営業日である3日の月曜日からで、場所はJR前橋駅バス案内所(前橋物産館 ヴェントまえばし内)のみです。

高崎市とは全く異なる施策を採用したわけですが、前橋駅まで出向かないとチャージできないのを不便に感じる方もおられるかもしれませんね。確かに高齢者のバス利用の目的地である商業施設や医療機関などは前橋市の中心街に多いですが、前橋駅は中心街の南のはずれにあります・・・ 代理人による引換券持参・チャージも可能ですが、結局代理人がクルマで前橋駅まで出向かねばなりません。

ちなみに、この1000円分が実際に「システム的に鉄道では利用不可能なように制御されているかどうか」については、上記ページの記載だけではわかりません。群馬県限定のnolbéならともかく、SuicaやPASMOに実はそのような機能があったとすればスゴイですね。

さて、敬老バスカードサービスは県内の他の磁気バスカード対応のバスが運行されている自治体でも行われていましたが、2023年4月からはそれぞれどう対応するのでしょうね? 少なくとも、みなかみ町に関しては2023/2/20付ブログ記事「群馬県北部の大幅割引バスカードも終了決定」で書いたようにICカード対応せず消滅するようですけど。

 

<2024/10/7追記>

この不備の多い制度はあくまでも暫定措置だった模様で、代わって路線バス敬老割引サービス「市内在住の70歳以上の人がGunMaaS(グンマース)のサイト上で交通系ICカードとマイナンバーカードを登録すると、市内を運行する全路線バス(マイバスを含む。)の運賃が10%引きとなるサービス」を2024/6/1から導入しています。

https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/seisaku/kotsuseisaku/gyomu/5/2/1/40826.html

スマホは必須ではなく、持っていない方は「GunMaaSタッチ会員になることで本サービスを受けることができます」とのこと。

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