豊中市を南北に縦断する阪急バスの「市立豊中病院線」が、利用が少ないため2021年3月31日限りで廃止されます。
阪急バスのホームページでは3月7日現在まだ案内されていませんが、豊中市公式サイトでは2月末に告知されており、各バス停に貼り出す案内掲示が全てダウンロードできるようになっています。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/kotsuanzen/bus/byouinhaishi.html
豊中市は南北に長いのですが、市立豊中病院は北の端のほう(大阪モノレール柴原阪大前駅前)にあり、1997年に病院が豊中駅近くから移転した際に、南端部の市民でも乗り換えなしで通院できるように豊中市が阪急バスに依頼して運行を開始したものです。ルートは、
「加島駅前(大阪市淀川区)~二葉町(豊中市域の南端)~豊南町南~緑地公園駅前~桜塚高校前~豊中(阪急豊中駅前)~蛍池~柴原駅(市立豊中病院前)」
https://www.hankyubus.co.jp/rosen/route/2112_osaka.html
となっており、全区間乗車すると1時間を超えますが、運賃は260円と割安です。
加島駅前バス停の掲示では、廃止後の代替ルートが案内されていますが、加島(大阪シティバス)十三(阪急宝塚線)蛍池(大阪モノレール)柴原阪大前と2回の乗り換えが必要で、運賃も計640円と割高になります。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/kotsuanzen/bus/byouinhaishi.files/kajimaeki.pdf
ちなみに、加島駅前には最近まで阪急バスの梅田直通路線が発着しており大阪シティバスと覇を競っていましたが、2020年7月19日限り廃止となり、
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20200719k.pdf
駅前の屋根付きのバス停は跡形もなく撤去されています。
駅近くには阪急バスの車庫もありましたが同時にこちらも廃止され、2021年3月時点ではバスの墓場と化しています。そして、4月には阪急バスがこのエリアから完全撤退となるわけです・・・
豊中市を南北に縦断するバスの廃止告知
梅田行のバス停の跡地
梅田行のバス停の現役時代(廃止間際の頃)
バスの墓場