コロナ禍でどこのバス会社も大変ですが、そんな中、世界遺産・比叡山と湖西線の堅田駅を結ぶバス路線が3月20日から新たに運行されます。
http://www.kojak.co.jp/uploads/hieizanshuttlebusjikoku20210320.pdf
堅田駅西口発9:00→横川発9:30→延暦寺バスセンター発9:43→比叡山頂着9:50
比叡山頂発16:00→延暦寺バスセンター発16:07→横川発16:20→堅田駅西口着16:50
これですが、新規需要の開拓ではなく、どうやら比叡山内シャトルバス(比叡山頂~延暦寺バスセンター~横川間)を運行するバス会社の変更に伴うもののようです。
比叡山内シャトルバスは昨年まで京阪バスが運行していましたが、今年からは大津市に本社を置く江若交通に変わります。
京阪バスは京都市内と比叡山頂を結ぶバスも運行しており、シャトルバスで使用するバスを比叡山上に送り込むには問題ありませんでしたが、江若交通に変更するにあたっては別途バスの送り込みが必要となり、折角なので回送とはせず「ふもとの駅と山上を結ぶバス」として営業運転することにしたようですね。
一方、江若交通の他の堅田駅発着路線は今春に大きくリストラされます。
http://www.kojak.co.jp/info/jikokukaitei20210313_20210401/
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3月13日(土)改定
廃 止: 堅田~坂下経由~細川、堅田~途中、堅田~生津
短 縮: 堅田~伊香立小学校経由~生津
減 便: 堅田~細川、琵琶湖大橋線(堅田駅~守山駅)
新 規: 堅田~伊香立循環線
4月 1日(木)改定
廃 止: 仰木線(堅田駅~上仰木)
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京阪バスと江若交通は同じ京阪グループで、より乗務員不足が深刻な京阪バス(そのおかげで京都市バスからの受託を縮小することになりました)から江若交通に路線を移管し、江若交通はリストラ分の乗務員を比叡山上シャトルバスに振り向け、より乗客の多い路線を運行することにより経営改善効果あり・・・なんてスキームなんでしょうか?