全国交通ニュースブログ

金剛バス撤退後の代替交通の解説・その3

その1はこちら その2はこちら 路線ごとの対応一覧はこちら 金剛バスの路線図はこちら

10.太子線(喜志駅~聖徳太子御廟前~太子町役場~上ノ太子駅前)

11.喜志循環線(喜志駅~上宮学園前~太子町役場~聖徳太子御廟前~喜志駅)

上記2路線は喜志駅~聖徳太子御廟前~太子町役場前間が重複しているため、喜志循環線を近鉄バスの運行する路線として残し、太子線の太子町役場~上ノ太子駅前間は太子町コミュニティバスを拡充して<後述>対応します。

12.阪南線(喜志駅~東山~近つ飛鳥博物館)

基本的には近鉄バスの運行となり、減便により夕方ラッシュ時以降で輸送力の不足する分を河南町の自家用旅客有償運送で補います(5往復程度の予定)。

さて、ここまで書いてきたとおり、現在は「カナちゃんバス」として2路線を2台の中型ノンステップバスで運行している河南町の自家用旅客有償運送が、2023/12/21以降は大幅に規模を拡大することになります・・・新たに5路線を運行 現在のカナちゃんバスの運行業務は2023/9/26付ブログ記事で書いた通り全国各地で幼稚園・学校・医療機関などの送迎バス事業を展開する「みつわコミュニティ」に委託されており、今回拡充する路線については

 車両=金剛バスで使われていた大型バスを転用(購入または借用)

 ドライバー=現在の金剛バスの運転手をみつわコミュニティが再雇用する形で対応

というスキームになるのかも。現行の2路線の扱いについては一連の協議会では一切触れられていないようですが、さすがにいきなり廃止・大減便など大ナタを振るうわけにはいかないはずで、あと2か月弱ですべてを詰めていく必要があります。

13.聖和台循環線(上ノ太子駅前~聖和台~上ノ太子駅前)

現在平日で17便・土日祝で11便運行されていますが、半分程度は他路線と重複し、さらに利用が低迷しているのか、廃止を検討しているとのことです。

14.太子中央循環線(上ノ太子駅前~上宮学園前~太子町役場~上ノ太子駅前)

太子町コミュニティバスの拡充により対応します。

https://www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/92997.pdf

現在は旧式のマイクロバス1台で対応していますが(2023/10/3付ブログ記事参照)、これを2台に増強し、「朝夕は上ノ太子駅へのアクセスを意識」「昼間は町内循環や商業施設へのアクセスを意識」と使い分ける形で対応します。朝夕・昼間とも1時間に1~2便の運行を予定しており、実現に向け太子町地域公共交通会議で協議中です。

15.畑・平石線(上ノ太子駅前~太子町役場~太子カントリークラブ前~平石)

こちらの路線の大半(町外にあたる上ノ太子駅付近および平石付近を除く区間)は現在も太子町コミュニティバスと重複しており<金剛バスの方が便数が少ない>、上ノ太子駅への延長などコミュニティバスの若干の拡充により代替します。上ノ太子駅前~平石<河南町>間通しの運行は1日2往復だけなので、末端区間の代替措置は取られないものと思われます。

(つづく) その4で、太子町のコミュニティバスの詳細案を解説します。

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