2023/10/27付ブログ記事「金剛バス撤退後の代替交通の解説・その2」で
>「富田林駅~下佐備~滝谷不動前」の区間は、滝谷不動尊の縁日の毎月28日に限り1日あたり16往復運行されています。
>生活路線としての位置づけではないため、おそらく金剛バス撤退前の最後の縁日である2023/11/28が最後の運行となることでしょう。
と書きましたが、2023/12/28の縁日には臨時バスや送迎バスは運行されず、今後も運行の予定はありません。
滝谷不動尊公式サイトでの案内には以下のような文言があります。
https://takidanifudouson.or.jp/news/1703/
「路線の引き継ぎをめぐって関連各社や自治体とも協議を重ねてまいりましたが、やむなくこのような事態となりました。」
「令和4年5月より毎月28日の交通規制がなくなり、お車での来山が可能となりましたので、なるべく自家用車のご利用をお願いいたします。」
「近鉄長野線・南海高野線の河内長野駅からタクシーをご利用いただけますが、最寄りの近鉄長野線 滝谷不動駅からはタクシーの便はありません。」
以前は参拝客が相当多く、Wikipediaの「瀧谷不動明王寺」の項目によれば、近鉄滝谷不動駅から同寺までの区間(徒歩15分程度)が車両通行止めとなり、露店が並ぶ歩行者天国となっていたそうです。金剛バスの臨時バスは東側(駅とは反対側)を経由しておりこの規制の影響を受けず、往時は相当の利用があったのでしょうね。
金剛バス亡き後最初の縁日の公共交通によるアクセスの様子が、Yahoo!ニュースのエキスパートニュースとして掲載されています。オーサーは東條線の中佐備バス停からアクセスしています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b5b60e0adf55765c81d78dd1f700a64c01c66563
ちなみに、滝谷不動尊は古来名高い不動尊(日本三不動の一つともいわれている)です。南海高野線の滝谷駅の駅名は周辺の地名ではなく滝谷不動尊に由来しており、1898年の開業時点では寺から3kmも離れているものの最寄り駅でした。近鉄滝谷不動駅の開業は4年後の1902年です。