1/6付ブログの通り、北九州市営バスの電気バスは僅か5年で引退してしまいましたが、北九州市と電気バスは相性が良いことは間違いありません。
日本有数のバス会社である西日本鉄道は、住友商事と組んで、この2月から北九州市内で「レトロフィット電気バス」(中古の国産ディーゼルバスを電気動力に改造したもの)の運行を開始します。
https://www.nishitetsu.co.jp/release/2021/21_049.pdf
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/release/2021/group/15110
台湾の会社が改造した1台が、市内の片道約14kmの路線で走ることになっています。
そして、北九州市に本社をおき全国でタクシーやバスを運行する第一交通産業が、同じく北九州市に本社をおき商用電気自動車を手掛ける「EV モーターズ・ジャパン」の開発した電気バスを、4月から沖縄でコミュニティバスとして走らせます。
https://www.daiichi-koutsu.co.jp/group/gaiyou/data/pdf/r4topics/220106EVMJ_EVbus.pdf
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20220107-OYTNT50024/
1回の充電で230km走行可能です。
第一交通は2023年3月までに全国で電気バスやタクシー約100台を導入する計画で、さらに同社が北九州市内各地で運行中の乗合タクシーの車両も2022年度から電動化するとのこと。
EV モーターズ・ジャパンは北九州市内に組立工場の建設を計画しており、うまくいけば北九州市が日本の電気バスの中心地になるかも。今後の展開が楽しみですね。
<参考>
EV モーターズ・ジャパンの車種ラインナップ