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渡島半島西岸の国道の土砂崩れ復旧:まず工事用道路の整備から

2022/12/5付ブログ記事「渡島半島西岸の国道の土砂崩れ:応急短絡路は2022/12/21から雪解けまで全面通行止め」の続きです。

この土砂崩れ区間の復旧は、2022/5/26付ブログ記事で書いたように現場の山側に別線トンネルを掘削することに決まり、「乙部防災」として事業化されました。

北海道開発局函館開発建設部の公式サイト内には「一般国道229号 乙部防災」のページが設けられていますが、事業そのものについての具体的なコンテンツはまだありません。

https://www.hkd.mlit.go.jp/hk/douro/v151sd0000005uz8.html

一方、これとは別の場所に、2023/9/28から現地での工事が始まった旨のアナウンスがありました。

https://www.hkd.mlit.go.jp/hk/release/v151sd000000bnl2-att/v151sd000000cldq.pdf

通行止め区間のうち北側の落石等の発生規模が比較的小さいと考えられる区間を工事用道路として活用しますが、海側車線のみを使用し、山側車線は大型土嚢を設置して通れないようにします。2023年度はまずその安全対策(大型土嚢や落石防止柵の設置)を施工するとのこと。

ちなみに、国道229号に指定されている正式な迂回路とは別に地元のために設けられたより距離の短い「応急短絡路」ですが、2023/6時点の南北入口付近のストリートビューを見た限りでは、現地ではその旨の案内はされていません。大型・大特通行不可&幅2m制限の標識のみが設置されています。

北側入口付近 南側入口付近

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