関連ブログ記事・・・2023/3/10付「京王バスの運賃値上げの詳細(2023/3/25実施) <3/11・3/13追記あり>」、2023/3/22付「藤沢駅発の共同運行路線では、最大2割も運賃が異なる状況に・・・(2023/3/19~2023/7/6の間)」
ICカードが当たり前になった首都圏のバスですが、多くの事業者では磁気定期券は既に鉄道連絡など一部のみになっており、江ノ電バス(上記ブログ参照)のほか京王バスも該当しています。
https://www.keio-bus.com/bus/teiki/ic/about.html
京王バス・京王電鉄バスでの金額式ICカード定期券の愛称は「もっとくパス」です。手持ちのPASMOやSuica(モバイルも含む)に定期券情報を載せることになりますが、ICカードそのものには定期券に関する情報は印字されず、定期券を使用する際には購入時に渡される「IC定期券内容控」を一緒に必ず携帯する必要があります。もちろん内容控だけでは定期券の効力はありません。
さて、今回の都区内運賃の値上げは大人の場合「210円→220円」なので、値上げの実施日である2023/3/25以降にそれ以前に購入した210円区間の定期券で京王バスに乗車した際には、乗車のたびに10円ずつICカードのチャージ額からマイナスされることになります。その旨は値上げのリリース文にも明記されており、2023/3/24以前に210円区間のモットクパスを購入した方については日割り計算・無手数料で払い戻し対応をするとのこと。
https://www.keio-bus.com/news/00a5fd25d8183bb98f51.pdf
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さて、問題は小児用の通学定期券です。都区内運賃区間の子ども運賃は、今回の値上げでICカードの場合は105円→110円となりますが、現金の場合は端数処理の関係で110円で据え置きとなります。そして、小児用の通学定期券は210円区間も220円区間も同額です。
https://www.keio-bus.com/bus/mottoku_hayami.pdf
ただ、システム設定上の基準運賃はICカード運賃を適用しているため105円から110円に値上げとなり、乗車するたびに5円ずつICカードから引かれることになります。回避策は、「220円区間の定期券への買い直し」だそうです。
https://www.keio-bus.com/news/1c376288992bc84f65f7.pdf
通学定期券は一般に年度初めに買い替えるとはいうものの、そうでないケースももちろんあり得るわけですね・・・