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名神湾岸連絡線の設計は難航中=地元説明会はお流れに

2023/3/25付ブログ記事「名神湾岸連絡線建設予定地の2023/3時点の状況(その1)」の続きです。

上記ブログで、名神湾岸連絡線に反対する地元住民が制作したニュースチラシに以下のような記載があると書きましたが、

>・2023年6月に住民向けの説明会を開催し、その中で最新のスケジュールを提示予定

>・用地幅杭設置および用地取得・補償は2023年度以降の予定としていたが、2023年度は専ら用地幅の確定に向けた検討を行い、用地説明の時期は2024年度以降の予定

この住民向けの説明会は延期になったそうです。

今津連合福祉会(今津地域の自治会・各種団体・企業・学校の関係者から構成され、毎月会合を開いて情報交換や地域での問題等を話し合っているそうです)のサイトに5月15日に掲載された内容によれば、

http://imadumai.com/news/385/1666/

本来はこの説明会で名神高速~社前交番交差点付近の橋脚位置を提示する予定だったが、道路構造や下水道管等の地下埋設物など多数の関係機関と協議が未実施であり、協議の結果橋脚位置が変わる可能性があるため、現時点の提示は時期尚早であると判断したそうです。橋脚位置の提示は2023年度中は困難とのこと。

ということで、沿線に住宅が密集するこの区間については、実際の工事着手は当分先になりそうです。

一方、こちらの資料にあるように湾岸線と接続する西宮浜JCT・IC側でも大規模な構造物ができる計画で、当然立ち退きを余儀なくされる事業所が多数出てきます(対象エリアには住民はいません)。

西宮浜JCT・IC予定地付近のGoogleMap航空写真はこちら

2023/1/20付で業界紙「物流ニッポン」のサイトに掲載された記事によれば、「行政による代替地確保が進んでいないことから、不安が広がっている」とのこと。

https://logistics.jp/pickup/2023/01/20/33584/

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