岡山県玉野市が運行するコミュニティバス「シーバス」(実際の運行は両備バスに委託)は、長らく運賃100円均一でしたが、「路線維持費や人件費、燃料価格等が高騰する中、将来への路線維持のため」2023/11/1から倍額の200円に値上げとなりました。
https://www.city.tamano.lg.jp/site/timetable/36742.html
シーバスのルートマップと時刻表はこちら (玉野市公式サイト)
これと同時に、市内の両備バスの路線のうちシーバスの運行エリアおよびシーバスエリアとの境界をまたぐ区間の運賃が、これまでの距離とともにアップする対キロ区間制運賃<初乗り170円>から、シーバスと同額の200円均一運賃に変更されました。
https://www.ryobi-holdings.jp/bus/rosen/news/847/
荘内支所前~宇野駅間は490円から一気に200円に値下げされた一方、初乗り区間などもともと運賃200円未満の区間は値上げとなりました。また、玉野市内でもシーバスの運行されないエリア(渋川地区や甲浦地区)、それにシーバスは運行されているが一般路線バスと並行していないエリア(八浜地区)については、均一運賃化の対象外となっています。<例:渋川・八浜市民センター~玉野市役所前間はいずれも390円>
ちなみに、両備バスの小串鉾立上山坂線は玉野市と岡山市をまたいで運行されますが、このうち上山坂・鉾立以南についてはもともと「シーバス」扱いとして運行されており、境界部分では運賃に大きな落差が生じています。
境界の先にある番田バス停(実はここも玉野市内)から玉野市役所前や玉野市民病院間までの運賃は、上山坂・鉾立のバス停からよりも490円も高い690円になっています。もっとも、2023/10/31以前はシーバス区間の運賃が100円均一だったのでもっと衝撃の落差だったわけですが・・・