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北陸新幹線延伸開業当日の加賀温泉駅の体たらく(前)

関連ブログ記事・・・2024/3/15~16付「北陸新幹線開業前日の加賀温泉駅の様子()()」

北陸新幹線延伸開業当日にも加賀温泉駅を利用したので(といっても新幹線ではなくIRいしかわ鉄道経由ですが)、主に施設面や案内面について報告していきます。

この日から第三セクター鉄道「IRいしかわ鉄道」に移管された在来線の駅ですが、ホームに関しては駅名板の社名マークが変わり特急の乗車位置に関する案内掲示がなくなったくらいです。ホームから地下通路への案内掲示の「出口」は、JR駅舎に通じる南口のみを指し示しており、IRいしかわ鉄道の駅舎が新たにできた北口は無視されていました。

もちろん、地下通路から北口に通じる通路(階段・エレベータあり)は解放されていました。

この日から正式に供用開始となった北口駅舎と、この日から半年以上通行止めとなった南北地下道の入口。新幹線利用者および通行証を持っている地元住民以外は、500m先にある南北道路に迂回するか、IRいしかわ鉄道の駅の入場券を買って通行するしかありません。

前回のブログ記事で

>日本海口から新幹線に乗車するときはまずIRいしかわ鉄道の駅構内に入り、通り抜けてから改めて新幹線の改札を通る必要があります。逆に新幹線から日本海口側に出るときにも、新幹線の改札を出てからIRいしかわ鉄道の駅構内を通り抜けねばなりません。前者の場合はIRいしかわ鉄道の改札で新幹線の乗車券や特急券を同社の係員に見せることにより見分けがつきますが、必ず事前にこれらを購入しているとも限りません。そして、後者の場合は新幹線の改札を出るときに新幹線の乗車券や特急券は自動改札に回収されてしまうはずで、日本海口に出たいときは「有人改札でその旨を伝えて無効印を押してもらい、IRいしかわ鉄道側の有人改札で係員に示して回収してもらう」やり方を取るのか、それとももっと性善説に則った扱いをするのか、果たして・・・

と書きましたが、IRいしかわ鉄道の駅係員に聞いてみたところ、日本海口(北口)から新幹線に乗車する場合は以下の扱いだそうです(そんな掲示は駅舎内のどこにも見当たりませんでしたが)。

・新幹線の乗車券や特急券をあらかじめ購入済みの場合は、駅係員にこれを見せてIRいしかわ鉄道の駅構内に入る

・新幹線を利用予定だが自由席利用のため未購入の場合は、駅係員に申し出てIRいしかわ鉄道の駅構内に入らせてもらう

・但し、駅係員は8:00~18:30の間のみ配置されているため、それ以外の時間帯はそのまま駅構内に入ることが可能

そして、新幹線から日本海口側に出るときは、駅係員がいる時間帯は声掛けだけでOK・駅係員がいない時間帯はフリーパスとのことでした。まさに性善説ですね。

こちらは、IRいしかわ鉄道と新幹線の間の改札口です。有人改札用のスペースは準備されていますが終日無人で、JR駅舎から移設された簡易型ICカード改札機が1台設置されているだけです。

ちなみに、新幹線側からIRいしかわ鉄道の駅への入口付近には、「この先はIRいしかわ鉄道の駅構内なので、新幹線からの降車客以外は入場券が必要です」のような掲示はやはり見当たりませんでした。関係者が開業準備に忙殺され地元以外の利用者への案内まで頭が回っていなかっただけで、今後順次整備されていくと信じたいところですが。地元の方はもちろん判っており、自動券売機の前に列ができていました。

(つづく)

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