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山形県酒田市の路線バスが、ICカード導入2か月半後にほぼ全廃へ

関連ブログ・・・2021/11/7付山形のバスICカードの愛称は「チェリカ」に、2022/2/7付東北各地の路線バスで順番にSuicaなどが使えるようになります

いよいよ、2022年5月14日から山形県内の路線バスでICカードが使えるようになります。JR東日本の地域連携ICカードを導入するため、SuicaのほかPASMOやICOCAやmanacaなども使えます。

https://www.pref.yamagata.jp/020056/cherica.html

https://www.yamakobus.jp/guide/charter-ic.html

https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/shoko_cherica.html

しかし・・・

県内の主要都市、庄内地方の中心都市である酒田市では、その僅か2か月半後の7月31日をもって、市内の一般路線バスがほぼ全廃されます。

https://www.shonaikotsu.jp/news/bus.php?d=y81PSbVNySwuUEsrzUu2Tc0rKapUA5Pxefm2xkbmagWJ6am2hgA=

https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/route.html#sakata

唯一、酒田市内とイオンモール三川(酒田市と鶴岡市のほぼ中間にあり)を結ぶ路線のみ庄内交通の運行で残りますが、平日7往復・土日祝3往復のみです。

https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/tsuruoka-sakata.html

このことは昨年12月の時点で既に公表されており、8月1日以降は市の中心部で以前から運行されているコミュニティバス「るんるんバス」を再編・拡充し、郊外部ではデマンドタクシー(運行エリアの住民以外原則利用不可)に完全移行します。

https://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/runrunbas/bus_mitosi_20211201.html

https://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/runrunbas/bus_mitosi_20211201.files/bus_leaflet_r4.2.pdf

これら路線では、ICカード類は一切使用できません。

酒田市内では1990年代の時点で既に路線バスの運行本数がかなり少なくなっており、酒田市は1998年に市の中心街を循環する「るんるんバス」を、採算を前提としないコミュニティバス(名目は福祉乗合バス、自家用ナンバー)として運行を開始しました。20世紀末の段階では、人口10万クラスの地方都市の中心街でこの手のバスが運行されることは稀(自家用ナンバーのバスが運賃を取って客を乗せることができるのは、通常の路線バスが需要不足で成立しない場合の例外措置)だったのですが、今では珍しくありません。

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