全国交通ニュースブログ

窓ガラスが割れて20日以上運休するケーブルカー

神戸市の六甲山系には2本のケーブルカーがあり、観光客に親しまれていますが、このうち西側にある摩耶ケーブルは、昼夜を問わず景色が見事な摩耶山上の展望台、忉利天上寺(国内唯一の摩耶夫人<お釈迦様の生母>を本尊とする寺)、そして六甲山牧場へのアクセスとして重要な存在です。

しかし、この秋に2回にわたりトラブルのため運休を余儀なくされました。

1回目のトラブルは10月3日に発生し、原因は車両の通信・信号用無線装置の不具合でしたが、4日後の10月7日から運転を再開しました。

2回目のトラブルは10月26日に発生し、原因は「沿線の法面工事を行っていた際に、車両と工事資材が接触し、車両の窓ガラス破損が発生」でしたが(報道発表資料参照)、

11月半ばになっても運転再開の報はなく、秋の観光シーズンも終わりに近づいた11月20日朝にようやく「翌21日から運転再開」の発表がありました。

どうやら、割れた窓ガラスが特注品で、予備もないことから調達~取替に3週間もかかったようです。

写真は、その11月20日朝のケーブルの麓側の駅の様子です。ケーブルと並行する道路が健脚向きの登山道しかない旨の警告がありました。

ちなみに、2021年春から運行を予定していた「摩耶山へのアクセス向上を目的とする急行バス」(6月30日付のブログおよび7月10日付のブログ参照)は、コロナ禍でなかなか運行できず、10月2日からようやく運行を開始しましたが、
https://www.city.kobe.lg.jp/a71810/kurashi/access/kotsukyoku/bus/20210322_expressbus.html
摩耶ケーブルの運休期間中も、火曜日(もともとケーブルの定休日)以外は普通に運行していました。何故でしょう?


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