2024/10/2付ブログ記事「六甲ケーブルは2025/1/6~4/12の間計画運休=車両リニューアル・施設改修のため」の続報です。
2024/12/6付で六甲ケーブル代行輸送の詳細が発表されました。
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/99b2a415f78de17d52987414c8ff0a835fe942e9.pdf
2022年夏から年末にかけての車両トラブルによる運休時(2022/10/12付ブログ記事など参照)と同じく、7時台から20時台まで30分間隔<12:30発は欠便、最終は20:45>となっていますが、所要時間は書かれていません(上記運休時の代行輸送の所要時間は概ね25分でした)。
そして、7:00発・7:30発・20:45発はバスではなくタクシーで運行することが明記されています。山上の観光施設の従業員は山麓から送迎バスで通勤しており、六甲山小学校の児童や教員は六甲ケーブル下発8:00の便で学校に向かうと思われるので、7時台は多くてもジャンボタクシー程度のニーズしかないことでしょう。一方、六甲山スノーパークの営業時間はナイター営業のある日も20:00までとなっており、山上から1000万ドルの夜景を堪能する観光客も20時までには帰路につくということで、最終便も同様の扱いを決めたようです。
また、代行輸送をご利用の際には、あらかじめ六甲ケーブルの乗車券等をお買求めのうえ、ご乗車ください。と明記されていますが、2024/4/11から導入したクレカ等のタッチ決済(ブログ記事「 六甲山のケーブルカー・ロープウェイが2024/4/11からクレカのタッチ決済対応」参照)に対応しているかは不明です。まあ、処理機は山麓・山上とも改札口の脇にあるわけですが。
ちなみに、六甲山上バスの冬ダイヤも、ケーブルが運行する日・運休する日で時刻が変わります。
土休日の六甲ケーブル山上駅行の最終便は20:31に到着するダイヤとなっており、客数次第では接続する代行輸送のケーブル下行最終便はバスになるのかも。
なお、六甲ケーブルはかつて山上駅で六甲有馬ロープウェイ表六甲線<2004/12/19限り運行休止>と接続しており、山上駅の手前には今もロープウェイの構造物(駅設備や搬器など)が残ります。その表六甲線は休止から20年を経て運行会社「株式会社こうべ未来都市機構」が正式に廃止届を近畿運輸局に提出しており、間もなく設備の撤去が始まります。
この交差部分の構造物の撤去は、六甲ケーブルの運行に影響が出ないように、2025・2026両年のケーブル運休期間中に集中して進められるのかも。