2024/7/23付ブログ記事「那覇~久米島の高速船、相変わらずメディアの続報がありませんが・・・」の続報です。
那覇市内にある泊港には久米島のほか渡嘉敷島・座間味島・粟国島・南北大東島とを結ぶ船便が発着しており、1995年に大規模なホテルも入居する複合的な旅客ターミナルビル「とまりん」がオープンしました。ただ、そのホテル「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」は経営状況の厳しさから2021/10/31付で撤退してしまい、
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/856807
以来空きスペースとなっていました。しかし、全国各地でホテルやレストランを運営するプラン・ドゥ・シー社が後継のホテル運営に名乗りを上げ、「サウスゲートホテル沖縄」の名称で2025年末にオープンする予定です。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1412190
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000051750.html (プラン・ドゥ・シー社のリリース)
オープンまで1年以上先ですが既に公式サイト<コンテンツはウェディング関係のみ>が開設済みです。
さて、私が注目したのは、リリース文内にある支配人のコメントです!
那覇―久米島間の海路を片道2時間以上短縮、40分での移動を可能にする久米島オーシャンジェットのプロジェクトにも参加させていただき沖縄・那覇の魅力をより一層多くの方々に伝えていければと思っております。
久米島オーシャンジェットは当初2024年4月の運航開始を予定していました=その報道発表からもうすぐ1年です=が、実際には夏になっても運航を開始していません。2024/5/31付の琉球新報に「8月中に運航開始予定」との記事が掲載された(2024/6/14付ブログ記事参照)ものの、他のいかなるメディアからも続報がありません。就航予定のジェットフォイルの同型船が2024/7/24に房総半島沖でトラブルのため一時漂流するというアクシデントがあり、
https://trafficnews.jp/post/133966
どこかのメディアがこれに関連して久米島オーシャンジェットについて触れるかと期待していましたが、望みは見事に裏切られました・・・
そして、久米島オーシャンジェット社は公式サイトどころか本社の電話番号さえ公開されていません。早く、泊港にオープン予定のホテルの支配人も期待しているプロジェクトの詳細が知りたいところですが。
ということで、沖縄総合事務局運輸部に改めて聞いてみたところ、確かに同社から航路事業の申請はなされたが、書類に不備があるため審査が始まっていないそうです。