2023/3/1付ブログ記事「小田急バスの川崎市内路線、2023/5/15の値上げに向け申請」の続報です。
小田急バスの川崎市内路線の値上げ申請は2023/4/21付で認可され、2023/5/15からの値上げが正式決定しました。
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/content/000294332.pdf
https://www.odakyubus.co.jp/news/detail/230421_210220.html
これにより、新百合ヶ丘駅発着の東急バスとの共同運行路線において東急バスと小田急バスで運賃が異なる状況は2か月で解消することとなりました。但し、今回小田急バスの定期運賃は据え置きということもあり、対象路線の川崎市内区間の共通定期券の運賃は2023/5/15以降も両社で異なるままです。
また、以下の3区間については、川崎運賃区間に含まれますが値上げせず当面運賃据え置きとなります。
・【稲11】(稲城駅~長峰)のうち稲城駅~稲城市保健センター間
・【稲12】(稲城駅~若葉台駅)のうち稲城駅~稲城市保健センター間
・【鶴08】(鶴川駅~鶴川緑山住宅循環)のうち鶴川駅~三輪入口間
【稲11】【稲12】については路線の大部分が武相運賃地区(対キロ区間制で今回の値上げの対象外)であり、
https://www.odakyubus.co.jp/regular/map/doc/mapD.pdf
中間にバス停が1つしかない稲城駅~稲城市保健センター間のために対象路線のシステムを改修するのは得策ではないと考えたのかも。
また【鶴08】については、この路線の利用の大半を占めるであろう鶴川緑山住宅内が町田市内=武相運賃地区であり、上記と同様の理由かもしれません。
https://www.odakyubus.co.jp/regular/map/doc/mapE.pdf
ちなみに、鶴川駅~三輪入口間は川崎市麻生区の飛び地である岡上地区に該当します。また、鶴川駅~三輪入口間を経由する他の路線はいずれも横浜市内に通じており、現状「区間により異なる運賃」なのが2023/5/15以降は全線220円均一になります。