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東神戸フェリーセンターの閉鎖23年後の様子

1971年から1999年まで、神戸市東灘区に東神戸フェリーセンターという一大フェリーターミナルが存在しました。

阪神電鉄青木駅から徒歩でアクセスでき(JR芦屋駅・阪神芦屋駅との間に連絡バスもあり)、四国・九州各地とを結ぶフェリー航路が多数発着して70~80年代には特ににぎわいました。

しかし、フェリーの大型化に伴い一部航路が六甲アイランドに移り、さらに阪神・淡路大震災で大きな被害を受け復旧したものの一部は移転先の大阪南港から戻らず、1998年3月の明石海峡大橋開通による徳島航路や川之江航路の廃止がとどめを刺す形で、1999年3月に閉鎖されました。

跡地には大型商業施設「サンシャインワーフ神戸」が2000年秋にオープンし、現在も盛業中ですが、公式サイトのトップに掲載中の全景写真からわかるように、港湾部分(フェリーが発着していた部分の施設)は撤去されずそのまま残っており、閉鎖23年後も「かつてここがフェリーの発着場所だった」ことが来場者に容易に理解できるようになっています。

最近のブログで紹介したたこフェリー跡地(明石港・岩屋港)淡路島津名港と異なり、自動車をフェリーに載せるための可動橋の本体もそのまま残されているのが特徴的です。

一角にはバスの発着場があり、可動橋の前に路線バスが停車します。フェリー発着時代の進入路をそのまま転用しているようです。

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