神戸港の遊覧船は小型船からクルーズ客船タイプまでいくつもありますが、このうち早駒運輸(主力業務は神戸港のタグボート)が運営する神戸シーバスが、GWに入ってから港内の運航を取りやめており、しばらくは使用する船舶「boh boh KOBE」を桟橋に停泊した状態での「船上カフェ・レストラン」営業を行うとのことです。
5月6日時点の公式サイト(http://www.kobe-seabus.com/)にはそうなった理由は書かれていませんが、現地掲示では理由が明記されており、
フェイスブックページにも同様の内容が掲載されています。
https://www.facebook.com/kobeseabus/photos/a.346958945362523/5109354155789621/
「最終点検を行った際、シャフト冷却装置の一部に不具合が発見されました。修繕箇所の部品は極めて特殊な物で、昨今の社会情勢の中、部品調達が大変困難な状況です」とのことです。
公式サイトで公開されているスケジュールの過去分を参照すると、4月25日まで運航、4月26日~28日の間運休、4月29日から停泊営業となっています。
運休期間中の4月27日には神戸運輸監理部と海上保安本部の職員がこの船に乗りこみ、救命設備のチェックや運航中止の基準などを定めた安全管理規定が守られているかなどの確認を行ったそうですが、その後しばらく運航できなくなったわけですね・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7402dcbaa6b8df845a7ef39987c4ebabf016d4e
ちなみに、「boh boh KOBE」の前歴はWikipediaにあるように三菱重工長崎造船所の従業員通勤専用船であり、従業員削減で不要となったものを早駒運輸が買い取ったものです。他に例を見ない用途で作られたため、使用部品も相当特殊なのかもしれません。