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トカラ列島と鹿児島空港を結ぶ定期航空路(セスナ機使用)について

鹿児島県の種子島・屋久島と奄美群島の間に位置するトカラ列島(行政区画でいうと鹿児島県十島村)は7つの有人島からなりますがいずれも人口はわずかで、鹿児島港と各島の間を週2往復する村営フェリーが唯一の公共交通機関です。村役場は鹿児島港の近くにあります。

これらの島のうち、人口で6番目(2022年6月30日時点で76人)の諏訪之瀬島と、鹿児島空港を結ぶ定期航空路線が10月4日に開設されます。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20220922/5050020579.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/92026d416959aa48f13ded6a8656b5d89527e648(鹿児島の地元紙・南日本新聞の記事)

http://www.tokara.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/c9b97f6ef7d83af022d232922869ca5b-2.pdf(十島村公式サイトに掲載されている運航開始のチラシ)

鹿児島空港に拠点をおく新日本航空がセスナ機を用いて週2回(火曜と金曜)に運航し、 所要時間は約1時間半、定員は3人、運賃は60000円(島民は18000円)です。

新日本航空は、2015年から屋久島と薩摩半島の間に位置する三島村の薩摩硫黄島と鹿児島空港を結ぶ定期航空路線を週2回(月曜と水曜)運航しており、

https://www.newj.co.jp/satsuma-iojima/index.html

コンセプトや使用機材はこちらと同一で、諏訪之瀬島のほうが距離が長い分運賃が倍額になっています。

 

ちなみに、諏訪之瀬島と薩摩硫黄島の飛行場はともに1970年代の離島ブームの際にヤマハリゾートが宿泊施設とセットで開設したものですが、宿泊施設の方はいずれもオープンから10年未満の1982年に閉鎖され、飛行場のみ村に移管され存続しています。滑走路の延長はそれぞれ700mと600mなのでセスナ機より大きな機材は離着陸できません。

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