マックは快調です

マックを購入してから一週間が経ちました。実は会社の同僚の半数以上（８割近くか）はマックユーザー、使い勝手がわからないときには、みんな手に手を取って教えてくれるのです。おかげでウィンドウズとはかなり異なるマックのシステムにもほとんど苦もなく慣れることができました。何よりも感激しているのは、マックの早さです。立ち上がりは一瞬、次の動作にも一瞬で移行、目的の仕事を開始するまでに30秒もかからないでしょう。メールを読み込むスピードも、ほぼ一瞬です。ウィンドウズでは10分かかっていた仕事が、マックでは１分でできる・・という感覚です。

といいつつも、いろいろなデータはまだウィンドウズからマックには移行し終わっていません。ウィンドウズ対応の外付けハードディスクにマックを直接つなぐことはできないためです。この連休期間を利用して、ぼちぼちと必要なものを移行して行こうと思っています。とくにまだ、メールもすぐに読める態勢になっていないのが「平和」関係です。環境・自然エネルギー関係は「仕事」ですから、真っ先に回復させましたが、どうしても仕事以外は後回しとなります。

しかし、その平和関係で、もうすぐはじまるイベントがあります。
９条世界会議です。千葉県の幕張メッセを舞台に、5月4日、5日、6日の3日間開催されます。

60年以上にわたって、アジアと日本の人々の間の信頼の基礎となってきた「憲法９条」の実績をあらためて確認し、アフリカや中東、中南米などの世界の紛争地帯で平和を気づいて行く礎として、憲法９条の考え方を世界に広めて行こうという国際会議です。



参加費は4日と5日それぞれ前売り1000円、当日1500円ということです。

さて今日は、山口県では衆院山口2区補選の投票日です。
この選挙は民主党の平岡秀夫氏と自民党の山本しげたろう氏の一騎打ちとなっています。
岩国米軍基地の拡張とNLP（戦闘機の夜間離発着訓練）移転の是非を問う、先の岩国市長選挙に自民党の衆議院議員福田良彦氏の辞任に伴うもの。岩国市長選では僅差で福田氏が現職の井原氏を敗ったが、山口2区はその岩国市を含む選挙区、補選でも岩国基地問題が焦点になっても良さそうなものです。ところがガソリン税の暫定税率問題に、後期高齢者医療制度などが社会的な焦点となり、岩国基地問題は早くもどこかに吹き飛ばされた気配です。

この選挙の特徴は民主党と自民党の一騎打ちになっていること。つまり、いつもなら必ず候補者をたてる共産党が候補者をたてなかったことです。過去の選挙結果を見ると、当選者がだいたい10万票ちょっとで、共産党の得票は1万票ちょっと。選挙結果には関係ないと思われるかもしれません。ところがここは、過去3回の選挙がどれもトップと2位の差が1万票前後という激戦区なのです。

平岡氏が福田氏に破れた2005年選挙では、その差は500票ほどでした。共産党票は13000票あまりあり、この票が平岡氏に入っていれば、確実に勝っていたというわけです。

共産党は、最近になって、全選挙区に候補者をたてるというこれまでの方針を見直すという方向性を出しました。その第一号適用がこの選挙区と言っても良いかと思います。共産党は「自由投票」ということで、平岡氏を推薦したり、応援したりすることはしていませんが、共産党に投票していた人が自民党に入れることはあまりないでしょう。平岡氏は、大きな援軍を得たのです。

平岡氏の政治姿勢は、民主党の中では「平和派」と呼べるものです。民主党内の護憲を掲げる議員集団として旗揚げした「リベラルの会」の中心人物として、近藤昭一議員とともに名前を出しています。民主党内に「平和派」は数多くいるのですが、民主党の支持勢力が必ずしも平和＝護憲派には限らないという事情のため、あえて表に公表しない議員が多いのです。平岡氏はその中にあって、選挙区事情もあるのでしょうが、それを公然と表している信念を持った政治家とも言えます。

共産党が、これを評価して候補者擁立を見合わせたのだとすれば、これは私が参加する「平和への結集をめざす市民の風」の求める結集が「衆議院選挙ではじめて」実践された事例ということができます。共産党はその点についての表明はしないでしょうが、これはとても「粋な計らい」ではないか、今後の日本の政治が大きく動き始める予感を感じさせる「さわやかな出来事」ではないかと思います。

とはいえ、平岡さんはまだ当選したわけではありません。マスコミ等の報道によれば、例によって僅差で、わずかに平岡氏リードと伝えられています。おそらく共産党支持者の人たちの「粋な投票」が、この福田内閣最初の国政選挙の敗北を決定づけるだろうと思います。