62年目のヒロシマを訪れてから、岡山・倉敷、大分・由布院そして別府と旅をしてきました。骨休めのつもりがいつの間にか営業旅になっていました。営業というのは、私が担っている自然エネルギー・省エネルギー事業の仕事のことです。そして、自宅川崎に戻り、直ちに「平和への結集をめざす市民の風」の運営委員会を何とかこなしたあと、首都圏の蒸し風呂のような湿度まで加わった酷暑の中で、久しぶりに疲れ満開の「熱中症」気味となり、倒れました。
今日の未明から、頭がのぼせた状態で激しい腹痛に襲われました。とにかく身体を休ませようと朝から横になっています。朝ごはんは食べず、昼は熱いうどんにしました。とても炎天の部屋では耐えられないので、昼から冷房を入れ、頭を冷やし、やっと少し復活気味になってきました。
62年前の日本はこんなに暑かったのでしょうか?戦災の焼け野原・東京にはアスファルトもなく、海風をさえぎる高いビルもなく、透き通った青空に白い雲、そして夏の暑さを吹き飛ばしてくれる天然クーラー=夕立が、毎日のようにあったのではないでしょうか?
いまのようにエアコンも発達しておらず、扇風機すらなく、それでも窓を開け放って夕涼み、自然の空冷サイクルが生きていたのではないでしょうか。今、東京首都圏では、多くの文明の利器を手に入れ、終戦直後からすれば考えられないほどの復興をしました。しかし、また、風や川や海岸の砂浜や、里山や・・、数え切れないほどのものを失っています。
終戦直後にはみんなが貧乏だった。そしてみんなが支えあい、助け合って生きていた。でもいま、格差が当たり前となり、ホームレスが路上で死んでいても、生活保護の人がこれを打ち切られて餓死していても、「しょうがないねえ」と思うようになってしまったのでは・・。
私たちは「こころ」まで失ってきたのではないでしょうか?8月5日のブログで私は、この62年間、憲法の理念を実現するために=風化させないために何をしてきたんでしょう・・と問いかけました。多くの自然や「こころ」の喪失は、この62年間の無為と重なっているのではないでしょうか?
あの戦争は何であったかを、実は62年間、本質のところで目を背けて問わないようにしてきた無為。あの戦争こそが、そこでの悲惨な体験こそが、日本国憲法の原点だった・・ということを、多くの日本人に忘れさせ風化させてきた無為。
もちろんこの背景には、戦後すぐに憲法9条を手かせ足かせと考え、これを取り除くために憲法改正を目指す保守勢力の流れが台頭し、これが戦後日本の政治の中心に居座り続けたという問題があります。この勢力は巧妙に、この衣を出したり隠したりしながら、実質的な改憲(憲法理念の骨抜き)を行ってきました。
憲法を無視した法律をたくさんつくり、自衛隊を海外に派兵し、どうも現憲法は現実に合わないので改正するべきである・・という論理を展開しはじめたのです。
現実に合わないという点でいえば、この民主主義の時代に、多額の税金と広大な土地と人員を割いて数人の「一族」を支えるという憲法第1条は、まったく合わないものでしょう。戦後処理の妥協と調整の過程で残されたシステムというべきです。
いま本当に、このシステムは日本に必要なのか?改憲に反対する勢力から、このような指摘があっても良いのに、それはありません。なぜなら「改憲」の反対は「護憲」ということになっているからです。「護憲」とは憲法1条も含めて守るということだ・・と、どうも思っているからです。
改憲派が憲法の原点を考えさせないのと同じように、護憲派も「考えさせない」=思考停止を強要してきたのではないか・・というのが、いまの私の疑念です。おそらく第1条議論をしたら改憲派を勢いづかせる、右翼による攻撃や、よくわからぬ締め付けやはじまってややこしくなる・・、だからこのパンドラの箱は開けぬが得策というのが護憲勢力の大方の考えではないのかと思います。
日本に本当の意味での護憲派なんてほとんどいません。天皇制と憲法9条を矛盾なく保持できると考えるのは保守勢力の極々一部(きっと真面目な人たちだと思います)ではないでしょうか。この両者には矛盾があります。
それは戦争体験が現憲法の原点であると考えれば素直に理解できます。あの悲惨な体験をした人たちが、二度とこの苦しみ、無念さを味あわないようにという意味を憲法9条に見出したということは容易に想像できます。
しかしその戦争を開始し、日本の将兵をして焼き尽くし、奪いつくし、殺しつくせというひどい残虐行為を指示したのは、本人がどういう心根の人であれ、システムとしては天皇の命によってです。結果、何万人もの将兵の命が失われただけでなく、中国や韓国、東南アジアの多くの一般人(婦女子を含む)の命が失われました。広島、長崎の原子爆弾も、この戦争がなければ投下されなかったものです。
戦争を指示した者を、もう一度「象徴」として第1条に掲げることで、確かに政治を動かす実権は天皇に付与しなかったけれども、天皇の戦争責任はきわめてあいまいになったと思わざるを得ないのです。日本人が憲法の原点を考えることを「やめた」最大の理由がここにあるのではないかと思うのです。
そして62年間の無為です。護憲派の大部分は憲法1条に関するかぎり改憲派であるはずです。でなければ、憲法9条を守れということの真意が疑わしくなります。それならば、改憲派対護憲派の対立ではなく、改憲という立場での、正当にどこが問題でどこを変え、また変えるべきでないかという議論があってよいはずです。
ところが護憲というと、この議論そのものを拒否するもの、現憲法を不磨の大典として一条一句変えない人たちというイメージを待たれています。私は護憲といえばこの人、という土井たか子さんにずばりこの質問を投げかけたことがありますが、答えはノー、不磨の大典とは思っていないとの明確な答えでした。
実は日本に護憲派はいない。護憲を装った62年間の思考停止があった。いま、9条改憲派の大きな台頭を許しているのは、この思考停止の故ではないのか・・ずっと引っかかっている私の疑問です。
>私は護憲といえばこの人、という土井たか子
先日、拉致被害者ご家族の有本さんご夫妻と話す機会がありました。北鮮とつながりがあると聞いたご夫妻は、わらをもすがる思いで土丼を訪ねた。それを土丼はけんもほろろに追い返した。それどころか、その情報を北鮮に流した。
こんな人でなしを、アンタはさも平和の担い手かのように扱う。これってナチスがいいと言っていることと同じでは? 心からの憤りを覚えます。心からの恐怖を覚えます。
「北朝鮮の軍人にあなたの家族がさらわれようとしているとき、わが国が戦力で阻止しようとするのはいいことですか、悪いことですか。戦力の行使を禁じたマッカーサー憲法は、この阻止活動をも禁止しているのですよ」
論点をすり替えて逃げ回る卑きょう者。選挙に落ちるのは当然です。
いいえ、違います。主権が侵され国民の生命と安全が危険にさらされることを容認する、わが国の諸悪の根源です。拉致を容認する法的根拠となってしまっております。目の前で愛する家族がさらわれようとしているとき、実力をもって阻止するのは当然のことです。それを禁じるあの雑文は、本当に唾棄すべき、そして廃棄処分とするべきものです。
そもそも、それを守れという「捨民党」が、国政の場において存在しないも同然となっていることに、もっと謙虚になりなさい。
>国の中に民主主義が育っていれば,内部から崩壊するエネルギーが出てくるのですが、その「市民力」が疲弊しきっていますから、武力で脅しても効き目がないのです。
そんな悠長なことを言っている間に、抑留されたままの方々がどんどん年を取ってしまわれました。コマンド部隊をテロリスト国家に送り、武力で奪還することが必要です。何の罪もない方々が平壌に抑留されたままであるのに「市民社会が成熟するまで待とう」というのは、無責任極まりない冷酷非常な言い草です。だから選挙で大敗するのです。というか、よくあれだけの票が取れたものだと感心すらします。ご自分の主張が極めて少数派であることに、もっと謙虚になりなさい。言っていることが素っ頓狂で現実味がなく、そこを有権者に見透かされているのです。
>日本の戦後補償という外交的責任も伴います。まだ、北朝鮮に対してはそれをやっていないのですから。
今どきいるんですね、朝鮮人の作り話に踊らされる人が。日本はかの国に学校を建てた。社会資本を整備した。現在の韓国の発展はわが国のおかげです。そもそも戦争をした当事国でもないのに「戦後補償」など必要なはずがありません。まあ、百歩譲って「戦争が終わった後の」という意味に解釈すれば(僕も心が広いねェ)金を払ってもらうのはこちらのほうです。
あなたの古巣の「捨民党」の前身の社会党の連中は、北朝鮮主導で統一がなされると本気に思っていた。なぜならわが国が残した社会資本が、北朝鮮側に多くあったからです。それを食い潰した大ばか者が金日成政権、支持した知恵遅れが社会党です。
拉致問題については、5月10日のコメントでかなり長くお答えをしています。いかに再録しますね。
<ここから>
また,そのアジア経済の安定を考えたとき、アジアが中東やアフリカや中南米のようにならないためには、ここで紛争を起こさないことです。
EUのような、アメリカをしのぐ経済圏をアジアに作り上げることが、平和や豊かさを生み出して行く道だろうと私は考えています。そのことにとって最も危うい火種が北朝鮮です。
アジアの国々にとって,何より怖いのはアメリカによる北朝鮮攻撃、その次の懸念は日本(+韓国)と北朝鮮が戦争を始めることでしょう。拉致問題の解決も、この大きな枠組みの中で見なければ解決しないと私は思ってます。
北朝鮮はジョーカーみたいなもんで、武力で攻撃するぞといえば、やれるもんならやってみろという態度です。日本と北朝鮮が闘えば、その後ろでアメリカと中国が引っ張り込まれ、アジアが泥沼化すると読んでいるからです。
国の中に民主主義が育っていれば,内部から崩壊するエネルギーが出てくるのですが、その「市民力」が疲弊しきっていますから、武力で脅しても効き目がないのです。
北朝鮮の「市民力」を育てるにはどうしたら良いのか,私には名案はありませんが、少なくとも在日の人たちが北朝鮮にいる家族同胞に支援を送る道を断たない方が良いと思います。数少ない,政府を通さないで、北朝鮮市民を助けることのできる道なのですから。
そしてスポーツ交流でも経済交流でも、できるだけ活発に行うこと、北朝鮮「市民」が外の文化、経済に触れることができる機会を少しでも多くすることだと思います。
外からの圧力が不要とはいいませんが、何より必要なのは,内部からの変化のプロセスを作り出すことだと思います。
<ここまで>
たとえば北朝鮮からテポドンが飛んでくる、工作員が密かに上陸して日本人を拉致して行く・・ということに対する対処の話と、憲法9条の話を同列にして語るのは、いまお腹がすいて倒れそうな人に、どうだこのレシピを食ってみろと言っているような議論ではないかと思います。
憲法9条は平和のためのレシピです。テポドンが不要になり、拉致問題が「犯罪」であることを明確にして法的に解決をさせるためのベースとなるものだと思います。
以前のブログで書いた記憶がありますが、北朝鮮と日本の関係はいまだ「戦争状態」です。アメリカとの朝鮮戦争がまだ「終結」しておらず、そのアメリカの軍事基地を擁し、北朝鮮との前線基地である日本と北朝鮮はまだにらみ合っている状態です。
北朝鮮の論理は戦争状態で相手国に工作をかけるのは当たり前というものかもしれません。日本は強制連行や従軍慰安婦やらひどいことをいっぱいしたじゃないか・・というような。
しかし、それが事実であっても、拉致被害者の皆さんには何の責任もないことです。個人の立場から見れば、こんな理不尽なことはありません。
かつて強制連行された人々や、従軍慰安婦として突然家族のもとから連れ去られた女性たちは、同じ理不尽を味わったことではあると思います。しかし、だから同じことをやってよいという理屈にはなりません。それでは、旧日本の帝国陸軍のレベル以下です。
北朝鮮がそこをわかる必要があるのです。それは力での脅しや経済制裁ではできないだろうと思います。ますます頑に身構えることになるからです。
まず心を開かせること。アジアの平和というときには、まず不幸な形で継続している朝鮮戦争を終わらせる必要があると思います。それは、日本の戦後補償という外交的責任も伴います。まだ、北朝鮮に対してはそれをやっていないのですから。
朝鮮戦争の終結は、いまは日米両政府の基本的考えでもあると思います。中東での火種を抱えるアメリカは、急速にその方向で動いています。そこにベクトルの向きの違う「拉致問題」が存在しているのです。私は、拉致問題もいったんベクトルの向きをそろえること.それが解決の近道であると考えています。
何とか言ったらどうですか。
論点をはぐらかす知恵を絞っているのかな。真正面から掛かってこられて、僕に勝てないからでしょう。
「北朝鮮の工作員が目の前に現れ、あなたの家族に頭から袋をかぶせ、日本海の向こうに連れて行こうとしているときに、マッカーサー憲法第9条が有効だと思いますか」
なんら質問に答えていませんね。趣旨が理解できないのか、あえてはぐらかしているのか分かりませんが。いずれにせよ、他人との議論に耐える論理をお持ちでないことは明白です。有権者に厳しい審判を下されるのも当然です。
>そういう意味では「天皇の名において」だけでなく、「政府の名において」とか「国のため」というのも同じようなものです。
要するに、おおもとの、いわば源流としての皇室の責任によって戦争が起き、多くの人が殺されたと考えるわけでしょう。つまり皇室は「間違ったシステム」なのですね、あなたにとって。
ならば先に列挙した国々の政体もすべて、同じ論理で責任があるわけでしょう。それらの国々のものも「間違ったシステム」なのですか? それとも「間違ってはいないシステム」ですか?
アメリカの大統領制も間違ったシステムですか。ならば解体しないといけないのですか。英国王室は? 御皇室をのみ廃止したいのであれば、その根拠は???
>私はすでに社民党に所属はしていません。もともとあまり社会主義ではないのですよ。
ではなぜあんな党から出たのですか。あれは正しくは「捨民党」です。あんなに長々と文章を書く割に、なぜ拉致問題に関する質問には答えないのですか。
北朝鮮の工作員があなたの家族を誘拐しようとしているときに、マッカーサー憲法第9条が有効だと思いますか。
僕はそうは思いません。家族がさらわれそうになったら、あらゆる手段で阻止します。そして実力を行使して奪還してほしいと思います。それを国民同士でお金と知恵を出し合い、軍事力として組織し、不慮の事態に備える。それが国家という「普通のシステム」です。世界のどこの国でもそうしています。
そうではなく「そういうシステムを作るのはやめましょう。たとえ攻められても、実力で対抗するのはやめておきましょう」というのがマッカーサー憲法の第9条です。それを守れと主張する捨民党が大敗するのは、わが国が文明国である証拠です。
土井たか子が拉致問題について冷酷な態度を取る、残忍な人物であることは知っていましたか。捨民党のサイトには「拉致問題は最近になって考え出された」という論文が載っていたのは知っていますか。知らなかったのなら怠慢だし、知っていたのなら同罪です。こういった人たちは、国会のみならず日本から出て行ってほしいものだと思います。「平和」「人権」「平等」といった概念の、対極にいる方々だからです。
>ホームレスが放置され、生活保護者の保護が打ち切られ,老人から医療費をむしり取るような、現在の日本の政治も五十歩百歩であまり進歩していないということだろうと思います。
これらの福祉も、国家が存続し国民の生命と安全が守られるとう前提ではじめて語られる問題です。あなたは苦し紛れに論点をすり替えようとしているに過ぎません。他国から攻められても対抗いたしません、という憲法が好きな人たちは、この前提そのものを覆す危険に気がつかない大ばか者か、気づいてやっている売国奴たちです。大人のオモチャが好きな辻元某などは、その両方でしょうね。
お待たせしました。なかなか平日にはブログに向かう時間もないもので、コメントが届いているのは承知しておりましたが、返信は遅れてしまいます。どうかご容赦ください。
さて、少しばかり勘違いがあるかもしれないので最初に書きますが、私はすでに社民党に所属はしていません。もともとあまり社会主義ではないのですよ。
したがって、ずっと昔からチュチェ思想の北朝鮮に違和感を抱いていましたし、金正日の政治ではない,もっと開かれた政治体制に変わるべきであると思っています。
アメリカは、ご指摘のように残忍な国です。世界中で紛争を起こし、政情を不安定にさせて、その国の資源を奪ってきました。建国からわずか200年で世界の覇者になったのも、そういう戦略の故だろうと思います。
それは他の国にとって迷惑な話で、朝鮮半島の2分もベトナム戦争も、パレスチナの紛争も中南米の紛争も、アフリカの部族紛争も、最近のアフガンの政治の崩壊も,イラクの国そのものの破壊も、すべてアメリカが介在しています。
この戦略はおそらく共和党であろうと民主党であろうと変わらないのです。背景には「アメリカ愛国法」があるといわれているからです。つまり,アメリカには大統領とは別の「もう一つの権力」が存在しているといわれています。
愛国法に抵触するような大統領であれば、このもう一つの権力が殺してしまう。それがケネディはじめ、数人の大統領暗殺・・という考えもあるほどです。
日本に対しては、ヒロシマ・ナガサキの原爆だけではなく、東京大空襲での一般市民に対する無差別爆撃など、非人道的な方法で何十万人もの人が殺されています。
中国はチベット問題はいうまでもなく、世界で最も命の重さの軽い国です。しかも政治は末端に行けば行くほど、旧時代的な賄賂と利権のシステムが残っていると聞いています。
私は,これらの国を弁護する気はありません。
しかし,外交つまり国際関係は、ではそういう国だからおつきあいをやめましょうといえるかというとそうは言えないということです。資源、食料、金融、経済、いろいろなものがつながって動いているグローバル経済では、嫌いな国だからおつきあいをしないとうのは難しいことですし、また嫌いな国だから潰してしまえ(これはとてもアメリカ的です)というのも,かなり国際社会で孤立する考え方です。
とくにアジアということを考えたときに、経済はすでに(残念ながら)中国を中心に回っています。中国がオリンピック後に大没落をしたとしてもインドが次の盟主になります。それらを抜きに,日本の経済も成り立たないのです。
(いま,日本の最大の貿易相手国はアメリカでなく中国です。)
また,そのアジア経済の安定を考えたとき、アジアが中東やアフリカや中南米のようにならないためには、ここで紛争を起こさないことです。
EUのような、アメリカをしのぐ経済圏をアジアに作り上げることが、平和や豊かさを生み出して行く道だろうと私は考えています。そのことにとって最も危うい火種が北朝鮮です。
アジアの国々にとって,何より怖いのはアメリカによる北朝鮮攻撃、その次の懸念は日本(+韓国)と北朝鮮が戦争を始めることでしょう。拉致問題の解決も、この大きな枠組みの中で見なければ解決しないと私は思ってます。
北朝鮮はジョーカーみたいなもんで、武力で攻撃するぞといえば、やれるもんならやってみろという態度です。日本と北朝鮮が闘えば、その後ろでアメリカと中国が引っ張り込まれ、アジアが泥沼化すると読んでいるからです。
国の中に民主主義が育っていれば,内部から崩壊するエネルギーが出てくるのですが、その「市民力」が疲弊しきっていますから、武力で脅しても効き目がないのです。
北朝鮮の「市民力」を育てるにはどうしたら良いのか,私には名案はありませんが、少なくとも在日の人たちが北朝鮮にいる家族同胞に支援を送る道を断たない方が良いと思います。数少ない,政府を通さないで、北朝鮮市民を助けることのできる道なのですから。
そしてスポーツ交流でも経済交流でも、できるだけ活発に行うこと、北朝鮮「市民」が外の文化、経済に触れることができる機会を少しでも多くすることだと思います。
外からの圧力が不要とはいいませんが、何より必要なのは,内部からの変化のプロセスを作り出すことだと思います。
どうも長くなってしまいますね。
今日はこのくらいで。
あ,一つだけ付け加えます。皇室についてですが、これも誤解があるようですが、私は戦争責任が皇室にあるという立場ではありません。「天皇制というシステム」にあったと言っているのです。「天皇の名において」人権が無視され、人が殺されたとしても、それは天皇が指示したわけではありません。末端の人間が「天皇の名において」やっているのです。
そういう意味では「天皇の名において」だけでなく、「政府の名において」とか「国のため」というのも同じようなものです。
常に自分がしっかりとあって、その自分を守ることが保証される政治のシステムが必要だということです。
ホームレスが放置され,生活保護者の保護が打ち切られ,老人から医療費をむしり取るような、現在の日本の政治も五十歩百歩であまり進歩していないということだろうと思います。
この点は憂国烈士さんも同意されるでしょうね。
あなた方は外国から工作員が来て、何の罪もない女子中学生をさらっていくような場合、マッカーサー憲法の9条がどのような作用を果たすとお思いですか。「相手国に『武力で反撃されることはないのか。それなら安心だ』と思われる」と考えるのは、不自然ですか?
わが国を取り巻くグロテスクな国々が軍備(人を殺すための準備)を着々と勧める中、あなた方反日日本人は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」していれば、誰も攻めて来ないと思ってはいませんでしたか。この文言と横田めぐみさんの拉致は、どのようにつじつまが合いますか。
>護憲を装った62年間の思考停止があった。
そっくりそのまま、あなたに当てはまります。
なさけ容赦はいりませんよ。
徹底的に僕を論破してください。
退屈しのぎに、よかったら下記をご覧ください。そして「平和と人権の党」がなぜあれほど支持が少ないか、謙虚に考えてみてください。
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/archives/50096289.html
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1128743858/
http://wiki.nothing.sh/1070.html#i6a433b7
圧倒的多数の国民は、あなたが考えるよりよほど賢明で、冷静です。重ねて言いますが「平和」「人権」「福祉」といった、誰も反論できないことを並べておきながら、多数派を形成できない理由を考えなさい。こういった人々の所属する政党が国民に敵視、蔑視されるのは、わが国が文明国である何よりの証拠です。
あなたの考える、横田めぐみさんの奪還方法は?
北朝鮮の工作員があなたの愛する大切な家族をさらおうとしているとき、武力でなく話し合いで阻止できるとお考えですか? あなたの好きなマッカーサー憲法は、その問題を解決できますか?
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」か。この「諸国民」に、北朝鮮は入りますか? シナは? ロシアは?
土井たか子さんが増元さんに取った態度は、適切なものですか?
百歩どころか百万歩譲って、わが軍が残虐行為を多々引き起こし、その責任が皇室にあるという土俵に上がりましょう。それなら。
わが国を焦土と化させた米国の大統領制。
重大な捕虜虐待を行った英国の王室。
わが国が降伏した後で罪もない婦女子を辱めて民間人を大量虐殺し、北方領土を侵略しっぱなしのロシアの政府。
ベトナム戦争で現地の女性を大量に強姦し、子供たちをふざけ半分に殺戮した韓国の大統領制。
そして世界最悪の北朝鮮テロリスト国家。
これらに責任はあるのですか。ないのですか。皇室を廃止する必要があるのなら、これらは打倒しなくていいのですか。もし日本の皇室だけを廃止しなければならないのなら、その論理的な根拠は?
もちろん、具体的な解決策をお持ちでしょう。これらの素朴な疑問について、もちろん明確なお考えをお持ちですよね? それを明示して万人を納得させるのであれば、きっとあなたの党は勢いを増し、単独で政権を取れると思いますよ。もちろんあなた自身も「大敗」などせず、大量得票して当選できるはずです。僕自身もあなたの選挙区に引っ越し、誇りと信念を持ってあなたに投票します。
では、解決策の提示をお待ちしています。僕を木っ端微塵に論破してください。
あなたは「あきらめない!」のでしょう?
仮に日本海の向こうから工作員がやって来て、あなたの家族を連れ去ろうとしているときに「わが国のマッカーサー憲法は武力の行使を禁じておる。だから私はあなたが拉致をやめるよう、今から説得に当たる」という考えをお持ちですか。
拉致被害者の家族、増元照明さんが土井たか子に議員会館で「先日メールをお送りした増元ですが」と話しかけると、土井は支援者と勘違いしたらしく、「ありがとう」と握手を求めた。ところが、増元さんが拉致被害者の家族だと告げると、土井はの態度を急変。笑顔は消え、無言に。エレベーターが来るとすぐに乗り込み、姿を消してしまったという一件について、どうお考えですか。
あなたは弱者の味方でしょう? 62年前の話より、今この瞬間に起きていることを直視しなさい。そうすれば、次の選挙で「大敗」なんてことはないはずです。
> それでも、焼き付くし、奪い尽くし、殺し尽くせという三光作戦や沖縄戦での集団自決指示など、作戦は「天皇の名」において行われたのです。本人の意思とは、全く無関係に。それが天皇制なのです。
ああ、そうですか。
「アメリカ人はわが国に原爆を2個も落とし、大量の非戦闘員を殺戮しました。作戦は『大統領の名』において行われたのです。本人の意思とは、全く無関係に。それが大統領制なのです」
「イギリス人は大戦中ビルマにおいて、わが国の捕虜に対し、排泄物を素手で掃除させたり、炎天下に行進させるなどの虐待を行いました。そしてばい菌に汚染されたカニしかいないイラワジ川の中州に捕虜を送り込み、カニを食べて病死していく姿を笑いながら見るという重大な戦争犯罪を引き起こしました。作戦は『女王陛下の名』において行われたのです。まあこの場合、本人の意思とは密接に関係していますが。それが英国王室なのです」
「韓国兵はベトナム戦争中、現地の女性を大量に強姦しました。被害者たちから生まれた子供たちの存在は、大きな社会問題となりました。また『お菓子をあげる』とウソをついて子供たちをおびき寄せ、銃で頭を撃ち殺すなどという殺戮行為も頻繁に起こしました。それが韓国大統領制なのです」
※とどめ。
「北朝鮮人は戦争中でなく平和な現代において、わが国に工作員を送り、たくさんの人々を拉致。現在も抑留中です。作戦は『将軍サマの名』において行われたのです。本人の意思とは、全く無関係に。それが北朝鮮なのです」
次の選挙では※のような主張をなさっては? それなら僕でも投票しますよ(笑)。
>焼き付くし、奪い尽くし、殺し尽くせという三光作戦や沖縄戦での集団自決指示
「三光作戦」とはそもそも、シナ語ですよ(失笑)。沖縄戦での集団自決の指示など、存在しなかったことが既に明確になっている。この辺は、秦郁彦先生の「正論」を読みなさい。国賊・大江健三郎のグロテスクさがよく分かる。シナ人や反日日本人は、すぐ作り話をするから注意が必要です。
http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-791.html
>本人の意思とは、全く無関係に。それが天皇制なのです。
その論理なら、わが国の無辜の国民を大量に焼き殺したアメリカの大統領制も、打倒すべき存在なのですね?
>2003年に自らも立候補して大敗。
謙虚でよろしい(微笑)。ご自分の主張が極めて少数派であることを、もう一度かみしめなさい。「わが国の国民が不当な教育によってだまされ、誤った考えを持たされている。だから私は落ちたんだ」と思う自由は尊重する。だがあなたの主張そのものに無理があり、有権者がそれを冷徹に見極めている可能性のほうがはるかに高いのである。
>再び「天皇の名」による政治、「天皇の名」による教育、「天皇の名」による戦争が良いと思われますか?
いいえ、思いません。
天皇陛下にはあくまで「権威」として、閉ざされたままの現人神として君臨してくだされば、と思います。
天皇制の問題は不思議です。最近発表された侍従長の日記とか、いろいろな検証資料を伝え聞くと(学者のように、ちゃんと検証しているわけではありませんので、こういう表現にします。私が疑っているという意味ではありません。)昭和天皇は平和派であったと思われます。
日中戦争を開始し、太平洋戦争への突入に際しても、瀬島龍三の物語などを読んでみると、戦争突入を避けたい天皇=平和派軍人たちと戦争に突き進みたい作戦本部=戦争派軍人たちの激しい攻防が水面下で繰り広げられていたことをうかがい知ることができます。
平和派を黙らせるために、柳条湖事件を演出して満州事変、盧溝橋事件を演出して日中全面戦争、その失敗を覆い隠すための南進、そして米英との戦争へと戦争派軍人は突入するのです。
これは個人としての昭和天皇の意思ではありません。むしろ止めようとしていたのです。しかし個人の意思に反して、この戦争が天皇の名において行われていたというのも事実です。
上官の命令は「天皇の命令」でしたし、戦争に反対するものは国賊=天皇に対する反逆者として処分されました。
憂国烈士さんは「違う!」と思われますか?
私は平和派である昭和天皇を愛おしく思いますし、嫌う気持ちにはなれません。それでも、焼き付くし、奪い尽くし、殺し尽くせという三光作戦や沖縄戦での集団自決指示など、作戦は「天皇の名」において行われたのです。本人の意思とは、全く無関係に。それが天皇制なのです。
本人でないものが、その名を勝手に使って権力を行使する。そのことを私は本文の中で「システム」と呼んでいます。
私は、この『システム」の片鱗がまだ現憲法に残っていると思います。早めに取り去るべきではなかろうかと。
いまは、いかなることも「天皇の名」において行われることはありません。だからまあ良いではないか、というのが護憲派の大方の主張です。
憂国烈士さんはどう思いますか?
再び「天皇の名」による政治、「天皇の名」による教育、「天皇の名」による戦争が良いと思われますか?
おそらく天皇陛下自身は望まれていないと思いますよ。
ほう。恐れ多くももったいなくも、昭和天皇陛下がこういう指示をお出しあそばれたとは知らなかった。
いつ? どのような形で? どんな記録が残っている? 証拠を出しなさい。
わが国に2個も原爆を落とし、空襲で無辜の民を焼き殺したアメリカの大統領制度を、なぜ批判しない? わが国の善良な市民を、満州で「焼き尽くし、奪いつくし、殺しつく」した旧ソ連を、なぜ糾弾しない?
テロリスト国家・北鮮に抑留されている横田めぐみさんらを助けるために、軍事力を行使するのが文明国では当然のこと。それを禁じる殺人雑文、それがマッカーサー憲法。一刻も早く唾棄、そして破棄したいものです。