75年前の今頃、日本中の人は、どんな気持ちだったのでしょう。
戦争が終わった、ホッとした?これからどうなるのだろう?
八月十五日、終戦の日と皆言いますし、
捉え方として、現代人は戦争の終った日ですよね。
でも、厳しい言葉を使えば、敗戦の日。
戦争に負けた日。
負けはしたけれど、傷ついた人、亡くした人、
引き揚げ、抑留、戦争はまだ75前の今頃、
気持ちの上では続いていたと思われます。
家を失っても、体の一部を失っても、当時は保障もなく
みんなどんな思いで生き抜いたのか。
それを思うと、今の自分が情けなくて、息苦しくなります。
今は、みんなコロナで大変だけれど。
これはいいとか、悪いとかではなくて、
コロナで国に補償を求める声を聞く時、
今の人は、声を上げることができるだけでも、
幸せなことなのではないかと思うのです。
よく、先の戦争で尊い犠牲を・・・とか、
当時があったから今があるとか、この時期聞きますが、
75年経った今、若い頃には思わなかった、
意見を言える、訴えることができる尊さを感じています。
毎年思うことは、あと数か月早く、戦争が終わっていたら、
いえ、降服していたら・・・と。
そうしたら、多分わたしは生まれていないと思います。
父が別の場所で暮らして、母に会うこともなく、
人間界の片隅で別の広がりが展開されたことでしょう。
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