前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

戦争に負けた日

2020年08月17日 17時27分21秒 | 昔の話

75年前の今頃、日本中の人は、どんな気持ちだったのでしょう。

戦争が終わった、ホッとした?これからどうなるのだろう?

 

八月十五日、終戦の日と皆言いますし、

捉え方として、現代人は戦争の終った日ですよね。

でも、厳しい言葉を使えば、敗戦の日。

戦争に負けた日。

負けはしたけれど、傷ついた人、亡くした人、

引き揚げ、抑留、戦争はまだ75前の今頃、

気持ちの上では続いていたと思われます。

 

家を失っても、体の一部を失っても、当時は保障もなく

みんなどんな思いで生き抜いたのか。

それを思うと、今の自分が情けなくて、息苦しくなります。

 

今は、みんなコロナで大変だけれど。

これはいいとか、悪いとかではなくて、

コロナで国に補償を求める声を聞く時、

今の人は、声を上げることができるだけでも、

幸せなことなのではないかと思うのです。

 

よく、先の戦争で尊い犠牲を・・・とか、

当時があったから今があるとか、この時期聞きますが、

75年経った今、若い頃には思わなかった、

意見を言える、訴えることができる尊さを感じています。

 

毎年思うことは、あと数か月早く、戦争が終わっていたら、

いえ、降服していたら・・・と。

そうしたら、多分わたしは生まれていないと思います。

父が別の場所で暮らして、母に会うこともなく、

人間界の片隅で別の広がりが展開されたことでしょう。

 


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