前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

豊かさの後、本当に心豊かになれる

2018年01月21日 17時35分25秒 | ニュース
あの家に住んでいた時だから・・・・(記憶の糸を手繰る)
もうバブルも崩壊後のことになります。が、まだ人々はそれ程冷え込んではいませんでした。
名残の温かさの中にいたのでしょうか。

わたしはいつも早寝というのが苦手で、したがって早起きも苦手になるのですが、
その日も深夜のラジオを聴いていました。
夜も深まり、どこかのディスコパーティか何かからの中継だったかなぁ・・・。

賑やかな中、ゲストで登場したのは・・・・小室哲哉氏。
今が楽しくて楽しくたまらない様子で、パンパンに張った帆で航海している感じでした。
色んな人の口から聞こえ始めていた不況って何?なんのそのって感じの賑やかな楽しい雰囲気でした。

そのときわたしは思ったのでした。
どんな時代にも豊かな人はいる・・・・と。
(これはわたしの言葉ではなくそのころ読んでいた本から響いてきた言葉ですが)
当時のこの方は間違いなく金銭的には豊かだったと思うし、わたしの豊かさの
捉え方も我ながら低俗な物でありました。

ただ心が豊かだったかどうかはわかりませんね。わたしは明らかにこころ貧しかったけれど。
日本で二番目のセールスの人というだけに沢山ヒット曲がありますし、初期の頃から耳にしてきた
世代ですが、どの曲も好みの問題でわたしに響いてくるものは一曲もありません。

しかしながらずっと同じ時代にいていい時を知っているので、数年前の事件の時は
何やっているのだろうと思いはしたけど、何か痛みを感じましたね。

そして今回、本人にとっては恥じになることまで語っているように聞こえました。
何かとても正直にね。不倫がどうの何のはわたしはあまり聞かなくていい。
あれは引退会見だと思っています。

小さくなって投げやりにも見え、恥じ入って・・・・
でも、音楽人生について問われた時、そのこころの背がすっと伸び、
いいことばっかり思い出すような発言がよかったなあ救われました。

人生は本当にいいことばかりではありませんね。
心模様も様々で。
昔わたしが深夜ラジオで遭遇した小室氏には準備がなかったかもしれません。
でも良い時もあれば悪い時もある。
だからその時のために備える心構えが必要。
今ならばそれが彼にはありそうです。
そんな風に見えた引退会見でした。

メランコリーの鬼が棲みつくということ

2018年01月20日 17時41分55秒 | わたしの思い
今日は少し後ろ向きな発言をしようと思います。

よく生まれてきてよかったと思う。親に感謝しています。という言葉を聞きます。
わたしも、先日の成人の日についての投稿でその日までのことを感謝する日と記しました。

が、わたしは生まれてきてよかった~とは実のところ思ってはいません。
いちいちそう思わないし、多分決定的なそう言える喜びの瞬間もないし、
日常の些細なことにもそんな気持ちを見いだせてはいません。

もし気持ちのままに生きていたならば、かなり不愛想な陰気臭い人間だと思います。
学校や世間の評判とは大違いの人間だったと思います。
いつの時代を振り返っても苦しみは身近に存在しましたし、どこを切り取っても
生まれてきてよかったとは思えませんし、無理していました。
そりゃあ、楽しかった日々もありますが、何かいつも引っかかっているものがありました。

でも、人はわたしををいつも笑顔でいたと言います。わたしは努めてそうしてきました。
場が冷え込まないよう、不快にならないよう。
そしてちょっと疲れました。

だから本音の本音で、生まれてきてよかったなんて一度も思ったことがないことを告白。
両親には教育を与えてくれたことだけは深く感謝していますが、みんなの言うような
生んでくれてどうのとは思っていないので言えません。

そして半世紀近く生きてきて今、ここで言っておきたいことは、
生まれてきてしまったのでどうあっても生きないといけないと思っています。
それだけで何か意味があると思うから。毎日無事に生きていきたいです。
つらいツライ時がありました。本当に消えてしまいたいくらいつらい時が。
でも生まれてしまったのだから生きるだけでいいではないかと思い直し、
生きていればきっといいことがあると自分に言い聞かせました。
常にその思いだけに支えられています。
愛想よく嘘笑いしながら・・・嫌な奴です。本当に。

それでもわたしは笑顔でいるつもりです。
いつか生まれてきてよかったと言いたいじゃないですか。ねっ。

楽しそうなことを書く日もわたしは少しだけ嘘をつくのだろうし、ついてきたのだと思います。
ごめんなさい。嘘つきで。

ただ、人にお世辞を言って嘘をつくことはありません。

わたしもきっと子供の頃から心の中にメランコリーの鬼を飼っているのだろうって思います。
本日は本気の本音のキレイごとなし。


足りないものだらけのわたし

2018年01月19日 14時20分22秒 | わたしの思い
こころの強い人になりたいと思います。
ずっとそう思ってきましたが、中々・・・

病気をしたとき、わたしは立派なおばさんになりたいと思いました。
普段、『近所のおばちゃん』とか母の同級生だとかと、何気なく日常の話をしていました。
ところがこの方々、いざとなった時みんな力強く、たくましい助言を下さるのです。
結構決断力もあって先に立って動いてくれて『おばちゃん』たちって本当にすごい。大尊敬。

わたしって駄目だなぁ。元気になったらきっと立派なおばさんになろう、そう思いました。
そして、何かできることでお返ししないと・・・・・と。

考えてみるとわたしにできることって少ないのです。
でも、おばちゃんたちは段々と年を取ってきました。
そして、できないことや、苦手なことが少しずつ増えてきました。
こんな風に世の中が進むとついていけないことだってあります。
良いことにおばちゃんたちは身につけた逞しさで、うまく頼ってそれらをクリアしています。
わたしもついていけないことが増えているけれど、そんな時役に立てればと思うのです。

毎日作る食事で、得意な物を届けたり、暖かい鍋物を届けたり、
着道楽だった経験で、洋服選びに付き合ってと言われたり、
お菓子とお茶を持ってドライブしてお花見したり、ああ、また春になったら誘いたいな。
とても小さなことばかりですが、感謝、感謝。

昨日は通院でした。
ちょっと気になることがあって、血液検査。
人間てどこか悪いといけませんね。
こころまで暗くなるから。

こころの強い人になりたい。
これ、心理学で言うレジリエンス(resilience)というものかな。
考えてみたら、根性なしだけど、我慢強い。
弱いから我慢ばかりした。嫌だけど我慢した。
自己発生的なものではないのです。強いられている感じ。
子供の頃からそう。我慢は美徳という育ち方良くないね。
欲しいものも我慢していたから、自分で買えるようになった時
すごく開放感がありました。
兄弟は絶対我慢はしないから甘い方に流れて、見ているとイライラしていました。
こいうのも体にも心にも良くないこと、そして自分の弱さからです。
病気も我慢して拗らせてしまう。自分が変わらないと。
レジリエンス、鍛えたいです。
へこまない力。

恩返ししたいおばちゃんたち、いつまでも元気でいて下さい。






少し自分を大事にして日々を過ごします

2018年01月09日 15時09分07秒 | 四季折々
漸く自分のために過ごせる一日が始まりました。
嫌なことはできるだけ書くまい・・・・。

今年はわたしにとって・・・
みんな節目の一年と・・・仰るかと思いますが、
わたしは自分でこの年に節を作りたいと思っています。

昨日は成人の日でしたね。
何か15日じゃないとしっくりしませんが、成人なさった方たちおめでとうございます。
ようこそ、大人の世界へ。
大人になることがおめでたいことではなく、無事に大人になれたことがおめでたいのですね。
災害や事故、事件などを耳にするとつくづく思います。
大人になれない人だっているのです。

階段から落ちそうになって踏み止まった時、ああ良かったと思ったあと、
ああもし踏み止まれなかったらと考えます。
例えが階段ですが、運転中とかそんな瞬間があちこちありませんか。
そんなとき誰にともなく感謝しています。
新成人の皆さんは第一にご両親や身近な方にでしょうね。

わたしの成人式は・・・昔だなぁ。晴れ着もありませんでした。
特に大した感慨はなかったけれど、開放感はあったかもしれません。
まだ学生でしたが、その後は仕事しつつ学生を続けているみたいな感じだったので
一見相反するもののようですが、ひたすら自由と責任を抱えて今思うと楽しかったです。
この頃の自由の味?はおいしかった。責任感一杯だったから一層。
一番楽しかった、と書こうかなと思ったけれど、まだ一番はこれからあるかもしれないから。

成人したのはもう三十年近く前のことです。
わたしの40代も残り少なくなってきました。
だから今年は少し自分のことを優先したいです。
続けようと思ったことはこの一年は何が何でも続けたいです。
諦めることが若いころは大嫌いでしたが、
そうしなければ仕方ないこともあるということが、
少しわかってきて、身軽になっていこうという年頭の思いの中にいます。