前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

過渡期の生き方 もののふはいかに?

2018年04月26日 16時43分02秒 | 映画
先日BSで中井貴一主演の柘榴坂の仇討という映画をやっていて、
久しぶりに一本の物語をきちんと全部観ました。

最近はドラマでも何でも、途中で面倒くさくなってしまうのです。

このお話は浅田次郎さんの短編がもとになっています。
桜田門外の変から物語は始まります。
それから明治期に入って10年以上が過ぎます。
あらすじを書く気はありませんのでこれくらいで・・・と、

わたしは思いました。
過渡期に生きるということについてです。

当然世の中というのは良い方向に変化していくベきだと思うし、
良い方向に変化しているはずだと思うのです。思いたいのです。
また、そうあるために政治家やらの偉いと言われる人達が
頭を使っているはずだと思うのです。
だからニュースの一番初めがセクハラ問題なのでしょう?

話が脱線しそう。
過渡期というのはさらりと身をかわして入り込んで行ける人には
何でもないことなのかもしれませんが、ひとによってはとても
生きづらいものであったりするのです。

目下、わたしの前に二つの問題が生じてきました。
電話で人と話をするのが大嫌いなのでできれば携帯も持ちたくない程。
しかし、今の世の中には公衆電話がない。
仕方ないので持っていますが、これをスマートフォンとやらに変えるかどうか。
このままでも何とかなるけれど、少しだけ困ることができてきました。

もう一つは、クレジットカード。
これは比較的早く、10代から作っていました。
若いころは着道楽だったので、カードだとお得感がありました。
しかし、何か引き落とされるまで借金があるという感じが嫌。
それに今よりシステムが今一つ信じられないこともあって、
30代から一切カードを持たないことにしました。
これ、今になって少し困ることがあるのです。
おまけに、フリーで超定収入なので今更カードを作ることができるのか?
まあ、何とかなるのでしょうけれど何か色々聞かれたり面倒そうです。

と、わたしの電子化問題と武士の生き方をしみじみと・・・
いやはや、世の流れに乗らないとしょうがない時もあると。
髷を切り刀を置くかな。
そう、それで自分という人間の根底が変わるわけではないものね。
もののふに変わりはない。
遠く辿ると公家ですが・・・自分は武士みたいなひとが好きです。

くだらないことを書きました。
連休が憂鬱で仕方ない...
そう思って過ごすのは勿体ないので、何とか前を向かないとね。




いつも元気でいつも笑顔でいて欲しい

2018年04月22日 16時10分49秒 | わたしの思い
体調が良くない。
そのせいでこころも厳しい状態。

あー連休が近づいてくる。
嫌な足音が聞こえてきた。
どうか無事に過ぎていきますように。

鋼のように強い精神力を持った彼に励まされ、
春風を纏った彼女に癒され、
わたしは今日も生きる。

空は青空で。
あーそうだ、
今クヨクヨしていることなんて
大したことではないのだ。

嵩張る羽毛布団を風に当てて
片づけると部屋が広くなった。

何かそれだけでこころの中に良い場所が
見つかった気持ちになる。

わたしを励ましてくれたお二人様、
いつも元気でいつも笑顔でいて下さい。

誰かの真実一路

2018年04月13日 16時17分36秒 | 四季折々
今日の空は美しい。

こんな空を見上げる間もなく働いているのでしようね。
世間一般の行事や楽しみ、季節感。
そのようなものから自分を切り離し、決めた道を歩くひと。
決めたら変えない、真実一路のひと。

何やら悲しい気持ちになるときがあるのですが、
わたしはそういう人を見ていたいと思うのです。
時に励まされながら、時に心配しながら。
道中、幸運がそのひとに寄り添うことを願って見ていたいのです。

思わぬことに検査結果が芳しくなく、何度も空を見上げている今日。
太陽が入っていく山に藤の花が急に美しく咲き始めました。
病院帰りの車窓からは芝桜、八重桜、しゃくなげ、咲き分けの桃、やまつつじ、
シャガ、et cetera‥
何やら一斉で、もっとゆっくり咲いてよと季節の中で立ち止まりました。

真実一路の道を願って見つめてそうありたいといつも思ってきたけれど、
どうしてこうも気力が続かないのかと自分の精神力を攻めていました。
ずっと・・・
もういいやと成り下がって自分を納得させることも度々で、
そういう自分で生きていこうとも思ったりもします。

しかし、これでは仕方ないというほど、自分の体がその道で立ち止まらないと
いけないほどだと知り何だかホッとしました。

あっわたしは怠け者ではなかったんだ。自分を責めなくていいのだ。
できることからやっていこうと。

誰かの真実一路を見ていたい。そうして応援したい。
自分にできることをこなして。

桜吹雪に・・・

2018年04月02日 15時59分30秒 | 四季折々
どうしてこんなに一日が短いのでしょう。
仕事が入ってブツブツ言いながらやっていたら頭がひどく痛く、熱まで出た。
最近少し弱ってるから。

若いころは桜なんてどの年も同じように咲くものだと思っていました。
何にも考えず、興味もなかったから。

(去年は素晴らしく桜が美しかった)
(今年の桜は小ぶりで色も薄く感じられた)

今日仕上げた仕事を届けがてら、駅前の桜並木を遠回りして歩きました。
日差しが強いので日傘をさして、小雪の中を歩くような気分で桜吹雪のもとをてくてく。
やはり、小ぶりに感じていたのは正しく、花びらも小さい。

ひとは自分の桜を一つ持って毎年挨拶に出かけると誰かが言っていました。
わたしにもあります。

古い桜の木はまぁるい毬のような咲き方をすると年嵩の人に教えられ、
ああ本当に・・・・そしてその美しさが理解できるようになりました。
花々が解さないひとには隠す風情をわたしにも少しわかる年頃になってきたのか、
わたしが暇で、そういうことに深く目が行くようになってきたのか。

桜なんぞ、いつの年も一緒だから一年くらい見なくてもいい、
なんて言ってはダメです。
年々、違う顔を持ち、木が古くなると、素晴らしい咲き方をするのです。

この先わたしは何度桜を見ることができるのでしょう。
これはどんな人も日本人ならば一度は思うことかもしれません。

今日はわたしにとってあまりうれしくない知らせを耳にし、
こころにひっかき傷みたいなものができ少し塞いでいました。
仕事の出来を褒めていただき、桜吹雪に流され、少し傷が癒えました。

(見上げた空が、
きっとあの日も桜が咲き、舞っていたのだとわたしに伝えてきた
或る古い一日の断片をわたしは見ていた)