前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

a special talent 秋元康

2011年10月28日 00時45分35秒 | アイドル
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

秋元康といえば、AKB48と連想がつながっていくのが今日でしょう。
わたくしの世代ならば、おにゃんこクラブとなるわけですが、
全然興味がありませんでしたし、彼女たちの何が良いのかさっぱり?でした。
今になって思い返すと、それは彼女たちがどこにでもいそうな、多分、どこにでも
いる女の子たちだったから、芸能人、アイドルとして理解できない人には理解され
ず、理解する人には理解されたのではないでしょうか。何のことやら・・・
つまり、芸能人、テレビに出ている人は特別な人であると、いや、あるべきと思う
派と、そうでない派。

こうやって、何十年も経ってみて思うことなのですが、当時は勿論わたくしは、
彼女たちを特別だとは思っていませんでしたが、今思うと特別だったと思いますよ。

その理由は長くなりますけれどね、あまたいた中で、現在も一線で活躍している
芸能人はそうたくさんはいないしょう。
その他の人たちは、他の職業を持ったり、誰かの奥さんだったり、母親だったりと
いわば、普通の人として暮らし、我々の周辺のどこかに溶け込んでているはずです。
どんな意図や、話し合いがあったかは知りませんが、解散して放り出された状態、
そこから、自分で人生を再構築していったのです。
そりゃあ、今でもバリバリテレビの中で活躍することもすごいことですが、
きちんと、『普通の人』に戻るということも、
それができるという人も特別だと思うのです。

第二の理由は少々話が横道にそれるのでありますが・・・・・
わたくしは、心にも身体にもストレスというのが一番悪いと思っているので、
嫌いな人は徹底的にさける傾向にあります。嫌いな人には会わなくてすむなら
ば、無理はしないし、会わない方法に尽力。
これって、大人としては失格ですよね。
かたや、秋元大先生、ずっと昔に彼が言っていた印象的なこと。
ご存知の方も多いと思いますが、時折、嫌いな人にも積極的に会うようにして
いて、会った後、やっぱり嫌いだと再確認するようにしているとのことでした。
これを聞いたとき変わっているなあと思ったけれど、本当にすごい人だとも思
いました。(それ以前、あんまり好きじゃなかったんですけどね)
人生修行ですなぁ・・・と心で唸ったわたしです。

で、先日避けようがなく、避けきれず、嫌な奴が、もう玄関の扉を開けていた
ので、秋元氏の言葉をふと思い出し、取り合えず向き合ってみましたが、
やっぱり本当に心から嫌いだと思っのであります。
相手は久しぶりだとやたらと言いますが、そりゃそうです。会わないように
避けていましたからね。
なんか、ムラムラ、イライラして、こんなとき秋元康はどんなことを考え、
どんな風に乗り切るんだろうなと思いながら、わたしはわたしなりに心の中で、
『思えば、初めて会った瞬間から嫌いだなあと思った印象が、
ちっとも変わらないなあ』とつぶやいていました。
わたしは、笑顔の人が大好きなのですけど、この人の場合は笑顔というよりも、
ニヤついているという印象。いつもいつも、ニヤニヤ、ニヤニヤして人を見る
それが嫌い。図々しいのも嫌い。一番わたしをイライラさせるのが、
弁えたところが少しも感じられない点です。あー嫌い。

と、わたしのイライラはこのくらいで、わたしのような狭く人と打ち解けない世界
でもこんなにイラつくのに、秋元康って多分広範囲な付き合いの中で、
それを自ら進んでやるっていうところは本当にすごい人。
こんな特別な人が、見出した女の子達はつまり、つまりそれだけで特別ってこと。
そして、片隅に将来『普通の人』に戻れる特別な力も備えていることを秋元氏は
見抜いている、見抜いていた、とわたしは思います。        おしまい