自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

所詮は紙上の空論だから

2011-09-05 11:24:24 | 日記

行政の判断ミスで犠牲者が・・・・
今回の台風で浮き彫りになった実態だけどこんな事はわかりきっていた事。

行政のやってる事は所詮紙上の空論。末端の職員はちゃんと任務遂行していると思うが上部官僚に近づけば近づくほど空論的な仕事してる。だから判断ができなくてこんな事になる。
しかし空論主義なので9月第一週に必ず行われる行政主導避難訓練は必ず行う。
この台風では避難訓練ではなくリアル避難になりそうだがそんな事はお構いない。”やった”と言う形の領収証または報告書を書き上げる事ができれば内容はどうでも良いのである。
東日本大震災もそう、それに起因した原発もそう、今回の台風もそう。つくづくリスクマネジメント能力の無さを痛感してしまうのは私だけだろうか。

台風で住民犠牲、避難勧告の判断分かれた行政(読売新聞) - goo ニュース
読売新聞2011年9月5日(月)07:35

 台風12号では、浸水、地滑りなど被害が多発し、状況の判断は困難を極め、住民への避難指示や勧告を巡って自治体での対応が分かれた。

 避難勧告が出ていない所で住民が犠牲になったケースもあり、専門家は「行政の判断について今後の検証が必要」としている。

 災害対策基本法に基づき、住民に避難を促す避難勧告や、より拘束力の強い避難指示の発令は、市町村長に権限がある。

 1人が死亡、11人が行方不明になっている奈良県五條市大塔町の宇井地区について、同市は3日夜、自主避難を呼びかけていたものの、避難指示や勧告は出していなかった。

 市の説明では、避難指示・勧告を出す基準は「市地域防災計画」で決めた危険雨量、水位による。しかし、現場付近の熊野川(天の川)は、水量が変わりやすいV字渓谷のため基準がなく、今回も含めて職員が巡回し、目視で危険かどうかを判断していた。対岸の大塔町清水地区は頻繁に土砂崩れが起きるため、3日夜に2世帯10人に避難指示を出した。だが、宇井地区は岸から100メートル以上離れており、担当者は「住民も増水した川の危険性を知っているはずで、自主避難にとどめた」と言う。同市の吉田辰雄市長公室長は「長雨は想定外だった。しっかり判断すればよかった」と話す。

 大規模な地滑りが住宅をのみ込み、1人が死亡し、4人の行方がわからない和歌山県田辺市の 伏菟野 ( ふどの ) 地区にも、避難指示や勧告は出ていなかった。市は各地の河川の氾濫や浸水被害への対応に追われ、「地滑り警戒までは難しい状況だった」としている。

 現場付近は、山腹が崩壊して土石流が発生する可能性がある「崩壊土砂流出危険地区」に指定されているが、市防災対策室は「水位計で明確に分かる増水と異なり、土砂崩れの予知は極めて困難だった」とする。

 一方、岡山県玉野市は3日、初めて市内全域約2万8000世帯に避難勧告を出した。地域防災計画で定めた高波が来る見通しになり、気象台も土砂災害警戒情報を発令したことが理由だ。約9万9000人に避難勧告を出した兵庫県姫路市は、中心部を流れる市川の水位上昇だけでなく、まだ避難しやすい夕方のうちに、と発令に踏み切った。