留年するか進学するか

2008-01-12 | たわごと
場合によっては、次の年の希望学科の平均点が上昇し続けることもある。
私の場合、第二志望が例年進学の難しい物理学科であった。
ありえないのだけれど、その年は最低点57点で進学できた人がでた。他方、
はじめから化学科進学狙いの私は、70点行ったことでホッとしていたのだが、
その年第一志望の化学科の平均点は最低72点台となり、僅か0.5点ほどの差で進学しそびれてしまった。

この経験から思うのは、たとえ過去の最低平均点が60点台のことが多くても、
過去の平均点の推移をみて、やはり過去の最高点の5点くらいは余裕を見て努力しておいた方が良い。

物理学科での学習には十分な時間が必要だ。
毎朝毎夕新聞を配達、毎月半月は集金、折込当番、電話当番、そして拡販活動という奨学生の生活は、一日平均8時間は業務で占められる。

バイトを変わることも難しい状況だったので、一年休学し、派遣企業で働いて貯金し、あるいはそのままその会社で仕事に就こうかと思った。
しかし派遣の仕事では、スキルを磨くことは難しいのが現状で、
契約どおり1年で退社し、復学した。
しかし、貯金はなかった。
再度奨学生になったときは、経験上最も仕事量の多い店に入ってしまったのだった。

その後の前後の話は大変な事態であったが、とにかく、留年はせずに済ませた。
必要単位80に対し、80.5だったので。
進学振り分けを逆の意味で効率的に雪辱したことになる。

休学証明書のPDFコピー

本当はもちろん、人生の5,6年は学問だけに集中したい。
私はそれを、二度し損ねてしまっている。
3度目の正直には、全力で準備しておきたい。
しかし、もっとも効率的なのは、大学院には行かずに、とっとと仕事で成功することであることは言うまでもない。
だが、それがいつの時代も一部の天才以外には難しいことなのである。
多くの人は無駄と共存して生きているのでは?

一般的には、留年してでも希望の学部学科に進学できるケースは、履修が不足しているときや、全く勉強しなかった教科が幾つかあったときがまず当てはまるだろう。

むしろ中途半端に単位を取ってしまっていると、あとで点数を上げるのはかなり難しい。

だから、東大一年生になる人には、はじめの一年目によーく戦略を検討しておくことをお勧めしたい。さまざまなケースをシミュレーションして、自他共に対して得点の変化を推定しておきたい。

サボらずに、過去の最低点推移を時代応じて分析しておきたいし、友達や先輩対しても話題にして議論しておくべきだろう。
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