社会システムデザインには合意よりもアコモデーション

科学は仮定（モデル化）に基づく仮説検証に過ぎないことと、哲学はニヒリズムに収斂したと考えざるを得ないこと、を述べた後、
「効率より満足を、妥協でなくアコモデーションを」、
という考えを表明しておられる。

「デザイナー（設計者）は、一般には、どこでサイエンスを、どこでアートを利用しているかを意識していないかもしれないが、『満足解をアーキテクティングしている』という点においてポスト・システム思考を利用しているというべきなのである。
　デザイン（設計）問題は学術論文になりにくい、と言われるが、最適化問題ではなく満足化問題、サイエンスではなくアートを含むから当然なのだ。」（上記著書 p.144より抜粋）

・アートの評価は結果で勝負

・社会システムデザインには合意よりもアコモデーションが有効

【アコモデーション】

異なる視点や意見をもった人々やグループ全員が納得する合意。

・意見の違いを認めたまま共存する方法

・イデオロギー対立もアコモデーションで解決する

・・・・と続く。

テロとの戦いは、戦う限り、永遠に戦いとの闘いになるのだろうけど、
この人の述べるアコモデーションを、アメリカがリードしてくれると、
世界は平和になるのだろうかな？
日本がリードすると良いのかな？
それとも、中国？台湾？インド？
どこだろう？誰だろう？

ひょっとして、あなたでは？

僕はまず、抽象概念をわかりやすい具体的な言葉で説明できる人間にならないと・・・
読書も遅くってやってられないような・・・・・