世界の半導体は、汎用化の傾向

2011-10-06 | Weblog
「グローバル時代の半導体産業論」高乗正行 チップワンストップ代表著



なるほど、チップは汎用化に向かっているし、

ASICはFPGAに置き換えられつつある。

アナログ回路設計技術は、高度故、おそらく戦略的にも、海外に後れを取っている。

これから、アナログ回路設計技術を高めることが、弁理士の資格を取るように勉強でできるなら良いのですが、特許事務同様、現場での修練を積むことが必要なのは同じだろう。

個人的印象としては、特許の勉強・調査より、アナログ回路の勉強・調査の方が難しいと思っています。

ですが、目に見える見えないを考慮すると、回路の方が目に見えてわかりやすい現象を扱う分、取り組み安さで言うと、より取り組みやすいと言えます。

情報収集という意味では、いずれも上達すればするほど、たがいに上達する関連性があるようにも思います。

いずれも、その詳細を理解するには、ストーリ展開の中で個々の事象をとらえる、経験と豊かな想像力が必要です。本質をついて、無駄な調査なく、正しい方向に情報を収集することが大切。効率的な情報収集に関しては、一方に長けていれば他方でもその力を発揮できるのではないでしょうか。

しかしながら、アナログ回路設計技術は、個別のストーリー展開のなかで、
さらにさまざまなパーツのストーリ展開が絡み、伏線が多いということが言えます。
ある状況では使える回路方式は、状況が変わると、全く使えなくなる。

法律は人間が作るものですが、法則は自然で作られているもの。
しかも複雑にすると、コストがかかり、予測しきれなくなる。

一方は、交渉ごと、契約ごと、そしてアイデアですが、他方は、製品設計であり、製品として世に出て初めて意味がある。
そこでの闘い方は大きく異なる。

ここが大きく違う。




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