春雨が降る中、桜が咲き誇っています。
今日私は、川越喜多院の長日護摩講という、ありがた~い行事に行ってきました。
長日とは100日間という意味。年末から100日間護摩祈願を続け、最後に長日護摩講があります。これに参加するだけで100日間お参りをしたと同じ功徳を受けられるのだとか。ちなみに4月5日まで行っているので、みなさまもぜひ!
私は参拝するようになって今年で3回目。
お坊さんからのありがたいお話を聞くこともでき、一年間またがんばろうと、気が引き締まる瞬間です。

枝垂れ桜は、もう散っていますが、ピンクの絨毯が出来上がっていて、うっとり。
「あしひきの、山の際(ま)照らす、桜花(さくらばな)、この春雨(はるさめ)に、散(ち)りゆかむかも」
意味:山間を照らすように咲く桜の花。この春の雨に散ってゆくのかなぁ。
これは万葉集の歌。作者は不明です。
万葉集のすばらしいところは、さまざまな身分の人の歌を集めてるっていうところ。
天皇、貴族、下級官人、防人・・・。
そして素直な感情を歌にしている。
素朴で、変に技巧的なところがない分、すぅっと心に入ってくる歌が多いなぁというのが私の感想♪現代人にはぴったりなんじゃないかしら。
昔の日本人のみずみずしい感性を味わうのは、実は癒しにつながります。
Eテレの「100分 de 名著」という番組で、4月は万葉集を取り上げているので、豊かな癒しを体験してみてください。
