今日のフラワーアレンジメントはコデマリのアーチです。

春を感じる花々ですね。


春を感じる花々ですね。

フランススタイルのフラワーアレンジメントスクールに通い始めて2年が経ちます。
緑の使い方やアレンジメントの斬新さに惹かれ習い始めた、というのは表向きな理由。
本当は、「フランス」「パリ」というなぜか日本人が憧れるキーワードに、私ももれなく惹かれて習い始めたんです。
なんかかっこいいな。なんかオシャレだなと・・・。
それからは、パリジェンヌの暮らしにあこがれて、
『フランス女性の働き方―仕事と人生を楽しむコツ』とか、
『フランス人は10着しか服を持たない-パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣-』などの本を読み、
考え方に共感していきました。
そして、
フラワースクールの先生や生徒さんも、渡仏したときの事を語り合い、フランスのことが大好きなご様子。
フランス好きな人はみんな素敵な雰囲気だなぁと思っていました。
が、たまにスクールの先生に「???」と感じることも。
例えば、
「いつも行くお花の仲卸屋さん、性格がきついのよねー!独身女性だからかしらー?!」とか、
渡仏帰りの先日も、出会ったフランス人女性のことを
「~~こういうことがあって、彼女、34歳で独身なのよ!」と話していたり・・・。
なんだか、がっかりしてしまいました。
フランススタイルの表面だけ。おしゃれな面だけを取り入れているんだなぁ・・・と。
フランスでは、籍を入れない事実婚のカップルが夫婦全体の2割を超えており、結婚以外の選択肢がある。
結婚していないことで変なプレッシャーを受けることもない。
各人の独立が最も大事なのだそうだ。
だからフランス人から見ると、専業主婦にあこがれる日本女性を奇異に感じるらしい。
「結婚」という一つを採り上げてもフランス人の「自由」を感じる。
そしてその自由には、各人が責任を負うという覚悟も感じる。
先日のフランスでのデモ行進。
あの迫力に、フランス革命で自由を勝ち取ったフランス人の強さを見たのは私だけではなかっただろう。
私はパリスタイルのフラワーアレンジメントを習って、何を学んだんだろうか。
表面的なオシャレ感ではなく、歴史的な背景も含めパリスタイルの本質を学びたいと思った。
