年金暮らしの自由人

サブタイトル:自然とお酒と音楽と
私の趣味や出来事を書き込んで行こうと思っています。

私がお奨めする愛聴盤 第68弾(Jazz)

2018年09月15日 08時34分43秒 | JAZZ

私が所持しているアルバムの中から第68弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。

Blue's Moods  / アット・ザ・ファイヴ・スポット Vol.1  の順です。

タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。
1.Blue's Moods / Blue Mitchell / A面 1.I'll Close My Eyes (5:55) 2.Avars (4:07) 3.Scrapple From The Apple (4:00)
4.Kinda Vague (6:28)  B面 1.Sir John (6:06) 2.When I Fall In Love (5:41) 3.Sweet Pumpkin (4:19) 4.I Wish I Knew (4:27) 
/ Blue Mitchell (trumpet, cornet) , Wynton Kelly ( piano ) ,Sam Jones ( bass ) ,Roy Brooks ( drums ) 1960年録音 / 

実に心地良い気分に浸れるアルバムです。ブルー・ミッチェルの艶やかで伸びのある音色のトランペットが奏でる、歌心溢れるメロディとソロは、何度聴いても心地良く胸に響きます。また、腹にビンビン響くリズミカルなサム・ジョーンズのベースやピアノの1音1音が跳び跳ねるような軽快なタッチが実に心地良い。またウィントン・ケリーのピアノも実に心地よく奏でられて楽しませてくれます。
そんなゴキゲンなメンバーによるこのアルバムは、全曲、とても聴きやすく、特に心地良いリズムに乗り、明るく軽快で爽快感たっぷりの『アイル・クローズ・マイ・アイズ』切なく哀愁感溢れる『エイヴァース』が印象深い。

2.アット・ザ・ファイヴ・スポット Vol. 1 /  Eric Dolphy  / A面 1.ファイアー・ワルツ (13:38)  2.ビー・ヴァンプ (12:22)
B面 3.ザ・プロフェット (21:14)  / ブッカー・リトル(tp)、マル・ウォルドロン(p)、リチャード・デイヴィス(b)、エド・ブラックウェル(ds)
エリック・ドルフィー(as, bcl)  1961年に録音 /

二人の天才ブッカー・リトルとエリック・ドルフィーの奇跡の出会い。うねるようなフレーズを繰り出すドルフィーと人生最高の素晴らしいソロで呼応するリトルがこのアルバムではないかと思います。相互に触発し合い自己表現の限りを尽くした緊迫の傑作ライヴ盤です。

 

 

 


私がお奨めする愛聴盤 第67弾(Jazz)

2018年08月17日 08時02分45秒 | JAZZ

私が所持しているアルバムの中から第67弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。

ダーク・ビューティー  / ベイシ-・アット・バ-ドランド  の順です。

タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。

1.Dark Beauty / ケニー・ドリュー・トリオ /  1.Run away  6:18  2.Dark beauty  5:37  3.Summer night  4:09  4.All blues  6:27   5.A felicidade  6:00   6.It could happen to you  6:58   7.Love letters   5:14  8.Silk bossa   5:06  9.Blues inn  4:54  
10.In your own sweet way  7:15 / ケニー・ドリュー(p)、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(b)、アルバート・ヒース(ds) 1974年録音 / 

円熟した達人芸のケニー・ドリューにサイドメンとの呼吸もぴったりダイナミックな演奏で豪快さを感じます。発売当時、ジャズ喫茶は面白がってよくこのレコ-ドをかけてくれた。録音が良いのは嬉しいがバスドラの重量感がいまひとつの感じがする。


2.Basie at Birdland CD, Import  /  Count Basie  / 1.Little Pony (2007 Remastered Version)   2:22   2.Basie (2007 Remastered Version)   3:23   3.Backstage Blues (2007 Remastered Version)  4:58   4.Blee Bop Blues (2007 Remastered Version)  2:16  .Whirly-Bird (Vocal Version)   3:59   6.One O'Clock Jump(Theme) [2007 Remastered Version]   0:55   7.Good Time Blues (2007 Remastered Version)   6:40   8.Segue In C (2007 Remastered Version)  9:18   9.One O'Clock Jump (2007 Remastered Version)  3:47   10.Easin' It   5:41 
11.A Little Tempo, Please   3:02    12.Corner Pocket  5:07   13.I Needs To Be Bee'd With 4:23  14.Discommotion  4:16   15.Segue In C (Alternate Take)  8:11   16.Whirly-Bird  3:44   17.One O'Clock Jump (Theme; Reprise)  1961年に録音

1961年6月27、28日のライブ録音で、9トラックを収録。メンバーは50年代後半の“アトミックバンド”とは少し入れ替わっているが、そんなことを感じさせない素晴らしい演奏です。tpセクションは相変わらず凄いが、リード・セクションも決して負けてはいない分厚い音をを作り出している。セクションが丁々発止とやり合い、被せるようにS・ペインdrが煽る。猛烈にスイングし、聴いていて興奮します。星5つでは足りない位のすばらしい出来栄えです。アマゾンレビュ-抜粋による


私の好きなアーチスト(ベン・ウェブスタ-)について(第24弾)JAZZ

2018年06月14日 14時42分20秒 | JAZZ

 

LP、CDを合わせると、2~3枚程度所持していて、ジャスの楽しさを与えてくれたサックス奏者です。その一人であるベン・ウェブスタ-について簡略的に触れてみます。

ベンジャミン・フランシス・ウェブスター(Benjamin Francis Webster、1909年3月27日-1973年9月20日)(「ザ・ブルート」、もしくは「フロッグ」という呼び名でも知られている)は、強い影響力を持った、アメリカ人のジャズ・テナー・サックス奏者です。
ウェブスターは、ミズーリ州カンザス・シティに生まれ、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングとともにスウィング期の3大テナーの一人と言われています。「ザ・ブルート」と呼ばれ、[1]堅く、とがっていて、すごくいかした音色でストンプのリズムを刻む(彼自身の明らかに他人とは異なったうなるような演奏によって)。しかし、バラード曲では、温かみと情趣あふれる演奏をもこなす魅力的なところが私は好きです。スタイルの点から見れば、ウェブスターのそれは、ジョニー・ホッジス
に負うところが大きい。
ウェブスターによれば、エリントン・オーケストラ時代にホッジスこそが彼に、サックスをどのように演奏したらよいか教えてくれた人物であり、大きな影響を受けたと言われています。代表的なアルバムに「キング・オブ・テナーズ」、「SOULVILLE」、「アート・テイタム~ベン・ウェブスター・クァルテット」、「BenWebster Meets Oscar Peterson 」などがある。 (ウィキペディア フリー百科事典一部抜粋による)


私がお奨めする愛聴盤 第66弾(Jazz)

2018年04月14日 17時36分17秒 | JAZZ

私が所持しているアルバムの中から第65弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。

プレス & テディ / ケリ-ダンサ-ズ  の順です。

タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。

1.プレス & テディ / レスタ-・ヤング & テディ・ウイルソン /  1. オール・オブ・ミー  2. 恋のとりこ  3. ルイーズ  4. ラブ・ミー・オア・リーヴ・ミー  5. 恋のチャンス  6. わが恋はここに 7. プレス・リターンズ (CD追加曲) / テディ・ウィルソン(p)、ジーン・ラミー(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)、レスタ-・ヤング(ts) 1956年録音作 / 

テディ・ウィルソン、ジーン・ラミー、ジョー・ジョーンズをバックに、レスターがワンホーン編成でスタンダードを悠然と吹いている。
レスターは30年代に頭角をあらわし、30~40年代に全盛期を迎えていたが、晩年のレスターは酒と麻薬でボロボロになっていった。本作と『ジャズ・ジャイアンツ’56』は、例外的に素晴らしい作品としてファンに支持されている。レスターがワンホーン編成でスタンダードを悠然と吹いている貴重なアルバムです。

2.ケリ-ダンサ-ズ / ジョニ-・グリフィン / 1.The Kerry Dancers (Remastered)  4:41   2.Black Is the Color of My True Love's Hair (Remastered)  6:11   3.Green Grow the Rushes (Remastered)  4:35   4. The Londonderry Air (Remastered)  4:52   5. 25? Daze (Remastered)  4:39     6.Oh, Now I See (Remastered)  5:08  7.Hush-a-Bye (Remastered)  4:52  8. Ballad for Monsieur (Remastered)   / ジョニ-・グリフィン(ts)、バリ-・ハリス(p)、ロン・カ-タ-(b)、ベン・ライリ-(ds)、1961年12月、1962年1月に録音

哀愁の名曲で知られる「ハッシャ・バイ」によるワンホ-ンの人気盤です。タイトル曲をはじめ、前半4局はトラデショナル・ソングが並ぶ「ザ・ロンドンデリ-・エア」には、様々な歌詞があり「ダニ・ボ-イ」の名前で知られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


私がお奨めする愛聴盤 第65弾(Jazz)

2018年01月22日 18時22分23秒 | JAZZ

私が所持しているアルバムの中から第65弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。ケリ-ブル- / ア-ト  の順です。

タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。

1.ケリ-ブル- / ウィントン・ケリー /  1. ケリー・ブルー  2. 朝日のようにさわやかに  3. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート  4. 柳よ泣いておくれ  5. キープ・イット・ムーヴィング   6. オールド・クローズ  7. ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー (ボーナス・トラック)  8. キープ・イット・ムーヴィング (別テイク) (ボーナス・トラック) / ナット・アダレイ(cor)ベニー・ゴルソン(ts)ポール・チェンバース(b)ウィントン・ケリー(p) ジミ-・コブ(ds) ボビ-・ジャスパ-(fl)

「ケリー・グレイト」「ケリー・アット・ミッドナイト」「枯葉」などの名盤がウイントン・ケリーにはあるが、やはりケリーの代表的なアルバムの一ひとつだろう。まず冒頭の「ケリー・ブルー」は美しい一曲だが、最高のミュージシャンとのコラボレーションで構成された、この曲だけでも価値があるアルバムだと思う。軽快だけどブルージーで、これぞジャズ・ナンバーというような名曲です。

2.アート / アート・ファ-マ- /  1. ソー・ビーツ・マイ・ハート・フォー・ユー  2. グッドバイ、オールド・ガール
 3. フー・ケアズ  4. アウト・オブ・ザ・パスト  5. ヤンガー・ザン・スプリングタイム 6. ザ・ベスト・シング・フォー・ユー・イズ・ミー  7. アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー  8. ザット・オールド・デヴィル・コールド・ラヴ / アート・ファ-マ-(tp)、トミー・フラガナン(p)、トミー・ウィリアム(b)、アルバ-ト・ヒース(ds)、1960年9月21~23日に録音
 
ファ-マ- の生涯の代表作に掲げられる人も多いワン・ホ-ンの名盤です。クリフォード・ブラウン、リー・モーガン、フレディ・ハバードなどよく謳う奏者がその典型だが、しかし一方、ケニー・ドーハム、マイルス・デイヴィスやこのアート・ファーマーのように高らかに謳いあげず、音を選び、どちらかと言えば穏やかでリリカルな演奏を得意とする奏者もいて、トランペットに限らず日本人は特にこの手の奏者を好む。
”陰翳の美" を高く評価し、楽器は鳴らせばいいというものではないと言い、最小の音数とデリケートな奏法でトランペットのもう一つの世界を提示する名人芸を我々は愛でるのである。そういう奏者の芸が最も発揮され、また聴き手が楽しめるマイルスのPrestige諸作やこの「Art」(1960) のように他の管に影響されないワン・ホーンでの演奏もまた、格別である。