私が音楽に興味を持つきっかけと楽しさを与えてくれた映画音楽を紹介します。第1弾はどなたも、ご存知の”禁じられた遊び”曲名は”愛のロマンス”について簡略的に触れてみます。
禁じられた遊び』(きんじられたあそび、Jeux interdits)は、フランスで製作され1952年に公開された映画です。
アカデミー賞名誉賞(後の外国映画賞に当たる)、ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞などを受賞した。映画は白黒である。
映画の撮影にお金を使いすぎてしまい、サウンドトラックにはオーケストラで演奏する予定だったが、お金が無くなってしまった為、全編を通して、名手ナルシソ・イエペスがギター一本で演奏した、というエピソードがある。これが『愛のロマンス』が生まれた所以と言われています。
映画のあらすじは、1940年、フランス郊外。ドイツ軍の爆撃から郊外へ避難するパリ市民の行列。5歳の少女ポレットは、逃げた愛犬を追いかけ、それを追った両親は戦闘機の機銃掃射で命を落とす。同時に死んだ愛犬のジョッグを抱き、避難の列から外れて彷徨うポレット。小川のほとりで、郊外に住むミシェルという11歳の少年と出会う。ポレットはミシェルの家でしばらく暮らすこととなった。‥‥‥終幕はポレットとミシェルは悲しい別れとなる訳だが、時折”愛のロマンス”が挿入され、一層スクリーンの効果をもたらてくれたのが印象的でした。
監督:ルネ・クレマン 原作:フランソワ・ボワイエ 脚本:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト、ルネ・クレマン 音楽:ナルシソ・イエペス
ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes、1927年11月14日 - 1997年5月3日 没67歳)はスペインのギタリスト、作曲家。ナルシソ・ジェペスとも表記される。
イエペスの信念である「芸術は神のほほえみである」の名のもとに10弦ギターで世界各地を演奏活動して回ったことにより、日本はもとより全世界で圧倒的な人気を誇り、なお且つ世界各地に及ぼした音楽的影響の高さはひときわ抜きん出ていた。
日本国内での代表的な弟子として、荘村清志、芳志戸幹雄、小原聖子等がいる。