私が所持しているアルバムの中から第69弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。
ウゲツ / Sinatra At The Sands の順です。
タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。
1.ウゲツ / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ / 1. ワン・バイ・ワン 2. ウゲツ 3. タイム・オフ 4. ピン・ポン 5. 時さえ忘 6. オン・ザ・ギンザ / フレディ・ハバード(tp)、シダー・ウォルトン(p) , ( b ) ,Art Blakey (dr) カーティス・フラー(tb) ,ウェイン・ショ-タ-(ts) 1963年録音 /
60年代に入って、フリ-ジャズやモードの波の中でファンキー一辺倒であったJM(ジャズ・メッセンジャーズ)にも大きな変換が迫られつつあった。58年のモーニンの大ヒットによって、フランス、日本で人気を博し、本国アメリカでも不動の地位を築いていた。このアルバムの詳細なデータを持ち合わせていないが、おそらく2度目の来日の頃(63年前後)のものと思われる。UgetsuやOn the Ginzaなど日本へのオマージュを盛り込み、日本での人気への感謝に気持ちを表しているようだ。Ugetsuという曲は一度聴いたら忘れられない美しいメロディだ。
I Didn't Know What Time It Wasではショーターのソロがフィーチャーされている。スローバラードも単なる甘いロマンティシズムに流される事なく、モーダルなフレーズで斬新な演奏を聞かせている。
2.Sinatra At The Sands / Frank Sinatra / ディスク1 1.Come Fly with Me (3:45) 2.I've Got a Crush on You (2:42) 3.I've Got You Under My Skin (3:43) 4.The Shadow of Your Smile (2:31) 5.Street of Dreams (2:16) 6.One for My Baby (4:40) ディスク2 1.Fly Me to the Moon (2:50) 2.One O'Clock Jump (Instrumental)(0:53) 3.The Tea Break (Sinatra Monologue) (11:48)4.You Make Me Feel So Young (3:21)...他 1966年に録音 /
当時のラス・ベガスを代表するホテルであった”ザ・サンズ”でのライヴパフォーマンス盤。 カウント・ベイシーと彼のバンドをバックに歌うシナトラは本当にカッコイイと思います。 アレンジはすべてクインシー・ジョーンズ。彼のアレンジは飛びぬけて素晴らしく、元々はネルソン・リドルのアレンジによる”I’ve got you under my skin”などを聴くと、編曲のベース・ラインは変わらないのにこんなに変わってしまうのかと驚きました。 シナトラのエピローグ(トーク)は実際その場にいるようで聴いていて楽しませてくれます。