平安時代の木造男神像です。
神像は、仏像と比べて作風がおとなしいものが多く、普段は、あまり目が向きませんでした。
ですが、この神像を見た時、ドキッとするほどのインパクトを感じました。
神像が発しているオーラに強く引き付けられたためでしょうか。
衣冠姿の貴人の俗形で表された男神像です。
簡略化された大らかな体の線が愛らしさを感じさせます。
体の後方部分は、朽ちたせいか削ぎ落されています。
木は枯れ、木目が浮き立ち、時代を感じさせる味わいになっています。
見応えのある、力強さを秘めた男神像です。
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