現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

簡単に出来る試作品

2009-04-10 16:47:04 | 創意工夫ということ

「お父さん、私のハート型のマドラー知らない。」我が家では時々こんなことがしばしば起こる。娘の友達が来てジュース類を出さなければならなかったのかもしれない。泥棒に入られたということではない。

第一、マドラーなど泥棒の対象にはならないのだ。彼らにとっては価値のあるものではないが、発明者にとっては別の価値があることになる。私が時々、思いついたときに拝借して実験しているためである。【思い立ったが吉日】を実践しているが、その多くは土、日曜日と決めている。最近は、不景気で暇になってきたのでこの枠組みは崩れてきている。

実験や試作品の全部の材料が手元にあるわけではない。代用品でできることもかなりある。娘の買ってきたマドラーをノギスで測っているとちょうどよい形態になっている。つまり、金属(支柱)の太さが1.5ミリになっていたということである【実際は、もう少し太かったので真珠を壊してしまったが説明(プレゼンテーション)するには何の問題もない。】。

先の玉を切って真珠に付け替えるだけで簡単な試作品が完成してしまうことになる。これでもよいが、構想しているものはもうちょっと複雑である(このアイデアは「特殊な真珠の養殖方法とその利用方法」の幾つかある実施例の内の1つである。12/9発明研究会の例会で発表済み。りんご酢に漬けた真珠も確認してもらっている。真珠が解けて酢に浮いた状態をみている人は11人いる。この部分は公知であるが今までに無い製造方法があればよい。その日の例会の出席者の人数である。下記に写真を掲載している。)。

家庭用のペンチでは切れなかったので板金業をしている森山さんのところまで行って切ってもらった。多くの試作品を彼に作っていただいている。権利化に対する勘所を心得た人であるので何かと相談に出かけていく。発想段階のアイデアでも一応彼にぶつけてみることで次の段階に移行できることになる。

真珠の穴はちょっと大きくしなければならないし真珠の穴にネジ山が刻めて取手の先端部分をネジ構造にしてもよさそうである(試作しているプロセスの中で気がついたことであるが、最初の構想ならその点は解決している。)。ドリルで穴を開けているのだが素人のすることである。真珠が小さいために苦労しなければならないが、本格的に作るときは真珠の養殖業者やメーカーに穴を開けていただくことなのでよい。

真珠はとっくにシルバーストーン現象を起こしてしまっている。よほどマニアかセレブでない限り、一生のうち何本もいるという性格の物ではない。新しい試みをしなければならなくなっているが、私のすることではない。山の中に養殖場は無いのだ。

そんなわけで私が一本拝借してあるためにこういうことがたびたび起こるのだ。これだけではない。食品でも、家庭用品でも、事務用品でも、お菓子でも、チョコレートでも、漬物でもしばしばこんなことになる。最近では、何か無くなれば大体私の仕業と言うことになっているらしい。