Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ジャム・マーマレードその2

2005年05月28日 18時37分58秒 | Weblog
ジャムの結果報告は昨日のコメントをお読みいただければ、だいたいおわかりかと思いますが、「ジャム」にはもう一つ思い出が・・・・

それは、私が留学するときの事でした。ソニーの会長であった盛田氏の奨学金をいただいて留学した私は「日本を代表していくのだから、飛行機はいい席に座りなさい」とビジネスクラスに乗せていただきました。しかし「ビジネスクラスってなんじゃらほい?」の世界だった私は、35キロのスーツケースをひきずり、15キロのきたない袋をかつぎ、Tーシャツにきちゃないジーパン、スニーカーというカッコウで飛行機に乗ったのでした。まわりは恰幅のいいドイツ人ビジネスマンばかり。びびりました。
さて、その頃の学生の合い言葉は「機内の食事が最後の食事だと思え」だったので、出てきたものは即座にたいらげ、デザートもたいらげ、美味しかった~~~と思っているところへ、メインが出てきたものです。(お盆の上には前菜とデザートだけが出ていたのです。)
そしてパンと一緒に、瓶詰めジャムをもらいました。とっても美味しいジャムで(最近は日本でも売っている)またビンが1食分で小さくてかわいい!私はイチゴもアプリコットもと、あれこれもらい、そして「これは保存食だから、留学先でひもじくなったら使える」そう思ったので、しゃべれないドイツ語で「ワタシ コレイル。 コレホシイ。 モットクレ。」と訴えたのです。

たしかルフトハンザでしたが、なぜこんなに汚い日本人がビジネスクラスに乗って、しかも食後にジャムをくれと懇願しているのか、アテンダントさんが理解できたのかどうかよくわかりませんが、笑顔一杯に3つも持ってきてくれたのでした。
ああ、旅の恥はかきすて、世はなさけ、ですね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする