Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

歌う技術だけでは物足らない

2012年04月25日 21時26分02秒 | Weblog
今日、最初のきねちゃんのレッスンで、まだ一言も歌っていないのに、
なんだかしゃべりたくなって20分くらいずっとしゃべっていたのが、
楽譜の後ろを勉強すること。

例えば、今みんなでやっているドイツ語。
これは、歌詞を理解する上でも必要だし、

ドイツ語を勉強していく中で、知らなかったドイツやオーストリアのことも知ることができます。

次に、詩人について。
私たちは、どうしても作曲家に目が行きますが、
詩人についても簡単でいいので、ぜひぜひ調べておきたいですね。

彼女が歌っている歌に「湖のように」という部分がありますが、
詩人はどの湖をみて育ったのだろう、恋をした時はどこにいたのだろう、
それをブラームスはどの湖を想像しながら書いたのであろうって、
想像するだけも楽しいですね。

そして、その時代について。
その詩人と作曲家がどんな時代に生きていたのか?
おおまかでいいのでわかっていると面白いです。

忘れてもいいんです。そのときに調べるっているのが大事。
海外のものをやっているので、調べないとわからないんです。

日本のことだと、歴史大嫌いな私でさえ
安土桃山時代と戦国時代とどっちが先で、どっちがきらびやかかわかる。

金子みすずさんって知ってる?と聞かれたら、その人の詩のいくつかは
おぼろげながら知っていたりする。

そんな感じで、ドイツやオーストリアの作品を、周りから固めて行きましょう。
1曲歌うのに、することたくさんありますね!




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