今日は久しぶりにアンナちゃんが、ドイツ語に来てくれました。
二人で、今度彼女が、スイスで、お話の朗読にあわせてカルテットを演奏するらしいのですが、
そのお話のドイツ語を日本語に訳していきました。(と言っても、わたしも???なところ満載でした。)
二人で話をしていて興味深かったのは、
グリム童話なんですが、その背景に当時の世界のどんな要因や背景があるのか、
私たちには、なかなか理解しがたいところがあるということです。
もちろん、王様が国民を大事にしていないということを言っているのだなぁとか、
親が馬鹿な息子だと思っている子が、最後には王様になったりするとか、
なんとなく言いたいことが分かる部分と、
なんで、ここは毎回、大宴会をしているのだ?
なんで、そんなにここを詳しく描かないといけないのだ?と、
ドイツ人の「ツボ」がわからないので、そこを詳しく描写することで
いったい何を言いたいのか?何を示したいのか?わからないんです。
こういうのって、もちろん読解力なんでしょうが、生活感もないとわからないことも多いんですよね。
そういう個所に限って、日本語の訳では省略されていることがほとんどでした。
きっと、日本語にした時、そこを書いても、だれも理解しないんだと思います。
あ~、外人さんに浦島太郎を読んだら「どうして、犬がお菓子欲しいですか?」と聞いてくるようなもんかな。