今回の私の歌で、涙が出ました~と言ってくださった方、3名。
うれしいです。
ちょっと恥ずかしいです。
でも、歌っていて、目の前に何かの情景を見てもらえたり、
それぞれがもっている思い出を呼び起こすことができていたとしたら、それはすごくうれしいです。
なので、私の歌を聞いたみなさんが、
「待ちぼうけ」でウサギが転がってるところや、その待っている人の様子が見えて、最後一緒に笑ってくださったりしたので、すごくうれしかったですし、
「この道」や「からたちの花」で何か、懐かしいことを思い出してくださったのも、とてもうれしいです。
からたちを歌うときは、ときどき、小学校の帰り道の(からたちではないのですが)
家の垣根の緑の木をながめながら帰宅した時の自分が見えています。
(1年生で130~140センチもありましたが、目にうつる垣根は、根元のほうです。下向いて歩いていました。)
小学校1年生の2学期から新しい家に引っ越したので、みんなと一緒にスタートできず、しばらくクラスで浮いていました。
今では考えられないのですが、給食も食べるのが遅くて、6時間目になっても、掃除の時間になっても終わらない。
まだ友達もできなくてさみしい自分です。
しばらくして、同じ方向に帰る友達ができました。
実はもう名前も思い出せないその子と歩いた風景は、その時の「一緒に帰ってくれる子ができた!」うれしい気持ちは、いまだに覚えています。
この歌のときは、その時のことを、よく思い出します。
歌は、歌を歌う楽しさだけでなく、私たちの記憶や、感情を動かしてくれるからこそ、楽しいのですよね。
次は3月11日。大阪荒本のライティホールで、ウィーンものです。
ウィーンをご存じ方には、泣いていただけるような、知らない方には行ってみたい、ワインを飲みたくなったと
言っていただけるように、頑張りたいと思います。
その前に、昨日の大先輩方がそうであったように、まずは私がコンサートそのものを楽しめるように、
そのためには「人生そのものに腹をくくるのよ」と助言をいただき、
それはどういう意味かというと、「細かいことはきにしない。ふらふらと楽しく生きる。」とさらに助言をいただいたので、
そのへんを目指してみたいと思います。