おまたせしました。いよいよ今晩から動画配信になります。
実はヨーロッパにいる数人の方には、すでに視聴していただいています。ニュースでもご存じだと思いますが、ドイツやフランスはすでに一段厳しい措置になりオーストリアでもコロナ感染者が急増しているので、この週末から新しい措置が出てくるようです。
そんな中、感想をもらいましたので日本語にして記載したいと思います。
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昨年一緒に日本ツアーをしたエーリッヒ・ツィプさん(アコーディオンのおじさんの方)2通を一緒に訳します。
「ビデオありがとう。見ました。いつも素晴らしい。特に「ウィーンの五月」を気に入ったので、録音を送ってください。さて、これからもし僕がドナウクルーズ(月に3回のイベント)をあきらめるとしたら(コロナのせいです)次の公式に入っているイベントは来年の7月です。これまで53年間職業音楽家としてやってきて、このようなことは初めてです。(ツィプさんは職業音楽家として定年され現在は年金生活者なので)今は音楽で生活はしていないが、音楽は私の人生です。本当に辛いです。そんな中、思い出すの昨年の日本ツアーです。忘れられません。ありがとう。」
ツィプさんたち、オーストリア人ですから、家から出られない状態でも、最初の頃はユーモアたっぷりにいろいろメールくださったのですが、こんな真面目な文章は私も心が痛いです。ウィーン人が真面目にものを言うというのが私にはびっくりですし、それだけ気持ちが切迫しているのだと思いました。
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3月に演奏するはずだったハウスホフマンシュタールの担当者の方からは、
「思わず微笑まずにはいられなかったし、本当にうれしかった。だって、例えデジタルの中であってもはにうさんが動いて歌っているんですもの!まったく以前と変わらず、声も若々しくってとてもよかったです。そしてインタビューなどを挟むのは、いいアイデアだったと思います。でも客席に観客がいないのは本当に残念。私達の会員にお知らせして、少しでもたくさんの方に見ていただけるようにしますね。だって、日本人がこうやってウィーン歌曲を歌ってるなんてありえないもの!」
ここまでを大きな字で書いてこられました。そして、このあとコロナの現状を小さな字でたくさん書いてこられました。そこには、増々、演奏会やイベントを行うのが難しくなってきていること、多くの演奏会がキャンセルになっていること、財団の維持が難しくなってきていることなどが書かれていました。
たった70席の小さなホールを持つハウスホフマンシュタールですが、私の様な演奏会にもとても協力的で、今回のドイツ語字幕も全部手直しを手伝ってくださいました。また、演奏会だけではなく、朗読会や、写真展など、興味深いイベントをたくさんやってきた会場なので、なんとかして維持してほしいと思います。だって3月にキャンセルしたコンサート、必ずやる約束ですから!
今晩19時以降、2週間の間ならいつでもクリックすれば視聴できますので、どうぞゆっくりご覧ください。もし万が一うつらない、見れない、動かない場合は、ご連絡ください。
「どこをクリックしていいかわからない?」それは、もしかしたらまだ申し込みができていないかもしれません。一つ前の記事をよく読んでお申し込みください。まだ間に合います!
では、どうぞお楽しみください。