「こうもり」観ました。ギャラリーの立ち見で1.5ユーロ(240円)。
感動のこうもり話をする前に、ウィーンに来ても怒っています。隣に来た立ち見の日本人学生らしき5人組。コートはクロークに預けろと言われても、知らん顔。私が「預けるか、鞄に入れるかしなさい」と言って、やっとしぶしぶ従う始末。「そうなんですか?」とか「すみませんでした」とか何もない。その上、みんなラフな格好。背中の「日本男児」というプリントが同じ日本人として恥ずかしい。中でも一人の男性は、ボロボロに破れたジーンズ(ジーンズが悪いわけではない。でもオペラ座でお前のスネ毛は見たくない)を履いている上に、階段に堂々と座る。年老いたご婦人たちが彼をよけて階段を降りていくのに気がつきもしない。前奏曲と同時に全員が空いている席に座って行ったが、身体は斜めに倒し、鑑賞態度も悪い。そして幕後の拍手もない。いったい何しに来たのだ?仲間の女性が「フルートが見えないよ」などと言っていたので、音楽講習会参加者か、音大生の仲良し旅行だろうけど、二度と来ないでほしいと言ってやろうと思ったが、言うともっと気分悪いのでやめた。開演前ぎりぎりまで携帯で話をしていた女性が「私バカだから~ぁ」と言っていたが、本当にバカだと思った。
私も昨日はオペラに普通のズボンにシャツで行ったが、立ち見で来ているものはそれなりにルールを守るべきだと思う。100ユーロ払ってきているのではないのだ。1.5ユーロで、劇場の雰囲気を壊すなと声を大にしていいたい。
さて、お怒りはここまでにして、「こうもり」を。いつものことだが、前奏曲で泣いてしまう。だって懐かしくて、嬉しくて、複雑な気分で、がまんできない。あのアイゼンシュタイン役で国民栄誉賞までもらったおじさんは出ていなかったけど、歌手が全体に若くなり、どの役もまとまっていて、全体のレベルが高い「こうもり」を見ることができました。不思議だったのは、舞台美術が2幕だけ少し変わっていたり、3幕で前とテーブルとソファの位置が反対だったりしていました。
それ以外は、本当に懐かしい、昔私が見ていた「こうもり」でした。まわりのドイツ人やオーストリア人のおばちゃんと、同じタイミングで笑える自分が、それも爆笑なのか、引き笑いなのかの区別も一緒、ちょっと嬉しかったりしました。
そうそう、オルロフスキーがヨッヘン・コバルスキー(カウンターテナー)だったのよ~!すごい雰囲気出ていておもしろかった!
そして2つの心配も。一つは「こうもり」なのに満席ではなかったこと。60歳以上の割引や、団体割引なども大きく宣伝しているところを見ると、チケット売れていない感じがします。もう一つは同じく終演後に行った中華「チンタオ」。ここも11時過ぎていったからなのか、私たちだけでした。味はOKでしたけど。どちらも心配。
演出監督Heinz Zednik
指揮Leopold Hager
ロザリンデKristiane Kaiser
アデーレNatalie Karl
イーダJohanna Arrouas
オルロフスキーJochen Kowalski
アイゼンシュタインDietmar Kerschbaum
フォルケMathias Hausmann
アルフレッドJörg Schneider
イワンStefan Tanzer
フランクJosef Forstner
フロッシュRudolf Wasserlof
ブリントGernot Kranner
感動のこうもり話をする前に、ウィーンに来ても怒っています。隣に来た立ち見の日本人学生らしき5人組。コートはクロークに預けろと言われても、知らん顔。私が「預けるか、鞄に入れるかしなさい」と言って、やっとしぶしぶ従う始末。「そうなんですか?」とか「すみませんでした」とか何もない。その上、みんなラフな格好。背中の「日本男児」というプリントが同じ日本人として恥ずかしい。中でも一人の男性は、ボロボロに破れたジーンズ(ジーンズが悪いわけではない。でもオペラ座でお前のスネ毛は見たくない)を履いている上に、階段に堂々と座る。年老いたご婦人たちが彼をよけて階段を降りていくのに気がつきもしない。前奏曲と同時に全員が空いている席に座って行ったが、身体は斜めに倒し、鑑賞態度も悪い。そして幕後の拍手もない。いったい何しに来たのだ?仲間の女性が「フルートが見えないよ」などと言っていたので、音楽講習会参加者か、音大生の仲良し旅行だろうけど、二度と来ないでほしいと言ってやろうと思ったが、言うともっと気分悪いのでやめた。開演前ぎりぎりまで携帯で話をしていた女性が「私バカだから~ぁ」と言っていたが、本当にバカだと思った。
私も昨日はオペラに普通のズボンにシャツで行ったが、立ち見で来ているものはそれなりにルールを守るべきだと思う。100ユーロ払ってきているのではないのだ。1.5ユーロで、劇場の雰囲気を壊すなと声を大にしていいたい。
さて、お怒りはここまでにして、「こうもり」を。いつものことだが、前奏曲で泣いてしまう。だって懐かしくて、嬉しくて、複雑な気分で、がまんできない。あのアイゼンシュタイン役で国民栄誉賞までもらったおじさんは出ていなかったけど、歌手が全体に若くなり、どの役もまとまっていて、全体のレベルが高い「こうもり」を見ることができました。不思議だったのは、舞台美術が2幕だけ少し変わっていたり、3幕で前とテーブルとソファの位置が反対だったりしていました。
それ以外は、本当に懐かしい、昔私が見ていた「こうもり」でした。まわりのドイツ人やオーストリア人のおばちゃんと、同じタイミングで笑える自分が、それも爆笑なのか、引き笑いなのかの区別も一緒、ちょっと嬉しかったりしました。
そうそう、オルロフスキーがヨッヘン・コバルスキー(カウンターテナー)だったのよ~!すごい雰囲気出ていておもしろかった!
そして2つの心配も。一つは「こうもり」なのに満席ではなかったこと。60歳以上の割引や、団体割引なども大きく宣伝しているところを見ると、チケット売れていない感じがします。もう一つは同じく終演後に行った中華「チンタオ」。ここも11時過ぎていったからなのか、私たちだけでした。味はOKでしたけど。どちらも心配。
演出監督Heinz Zednik
指揮Leopold Hager
ロザリンデKristiane Kaiser
アデーレNatalie Karl
イーダJohanna Arrouas
オルロフスキーJochen Kowalski
アイゼンシュタインDietmar Kerschbaum
フォルケMathias Hausmann
アルフレッドJörg Schneider
イワンStefan Tanzer
フランクJosef Forstner
フロッシュRudolf Wasserlof
ブリントGernot Kranner
まぁ、国内でも美術館で写真撮ろうとする阿呆が居たりしますが
特に団体さんは感じ悪いですねぇ。
旅の恥は掻き捨てって感じがします
ちなみに やまっち=葡萄亭でご飯ご一緒した人です~
それにしてもKowalskiが出てたなんてすごい!生で聴いてみたいです。
何よりチンタオときいて頭の中によみがえりましたわWestbahnnhofの裏あたりの情景が。味は健在のようで嬉しいです、なーんていってもここじゃ食べられないけど
知らんかった。昔もこの人で何回かオルロフスキー見たよね?HP確認したら、この次はもう、他の人がオルロをするようです。