大晦日の午後は13時30分から、まずはフォルクスオパーの昼の「こうもり」公演に行ってきました。こちらは前もって柱の後ろ席(6ユーロ)を買っておいたので、楽しく見ることができました。
しかし、大晦日にあわせて「こうもり」を見にくる日本人って多いんですね!わんさかいました。それも着物の人から、スニーカーの親子まで。(案外いい席座ってるんですよ)
この人たちが、「これがウィーンのこうもりかぁ」ってこれを見て思うのが、果たしていいのか悪いのか…幸せなのか不幸なのか…だっていつもとあまりに違うんですもん。
それは出演者みんなで「ちょっとしたお遊びやいたずら」をするからなんです。それくらいこの作品が劇場そのもので手の内に入っているからなんでしょうね。国立歌劇場ではそういうのはありません。
私が気がついたいたずらでは、
①アデーレが2幕でおしりを触られても「キャッ」と言わなかったので、アイゼンシュタインは「あの叫びは知っているぞ!やっぱりアデーレだ」っていつものセリフがいえない。一瞬間があり「やっぱりあれば絶対アデーレだ」に変わってました。アデーレさんのいたずらです。(ここでアンドレアボーグナーが失敗するはずがありません!)
②シャンペンがどう見ても本物でした。何人かの人が本当に中の液体を飲み干していましたから。
③2幕、舞台前のプロンプターの人にもグラスとミニシャンペンが渡されていました。
④牢屋でアルフレッドがフロッシュにチップを渡すのですが、それがあまりに少ないので、「どこで働いているのか?」「フォルクスのテノール歌手です」というやり取りがあり、チップを返すという面白い部分があるのですが、今回は小銭を増やして返してやり、その上「パンを2個買って、一個はあんたに、もう一個は劇場支配人のマイヤーにやりなさい」と言っていました。普段はここまで言わないんですよね。これは大晦日だけの特別台本みたいで、国立歌劇場ではパンのかわりに、「ヴルストセンメル(ソーセージパン)」とちょっと内容が豪華でしたが、劇場支配人のホレンダーの名前が高々と叫ばれていました。
他にももしかしたら私が見逃した所があるかもしれませんが、フォルクスの出演者のみなさんは、私が知っている限り、大晦日が一番リラックスして、でも気合が入って出来がいいんです。なので、そういう「いつもと違う」ところも楽しみながら3時間見てきました。
また、今日に限ってフロッシュ役の俳優さんがいつもと違う人でした。フォルクスには、この役をしている役者さんがいつもは2人いるのですが、今日は新しい人で、同じテキストなのに人によって全く印象が違うのも、(訛り度が違うのも)おもしろいです。
指揮 Alfred Eschwe
ロザリンデ Kataria Sokolova Rauer
アデーレAndrea Bogner
オルロフスキーAnnely Peebo
イーダJohanna Arrouas
アイゼンシュタインThomas Sigwald
ファルケMatias Hausmann
フランクJosef Luftensteiner
フロッシュRobert Meyer
ブリントGernot Kranner
イワンStefan Tanzer
しかし、大晦日にあわせて「こうもり」を見にくる日本人って多いんですね!わんさかいました。それも着物の人から、スニーカーの親子まで。(案外いい席座ってるんですよ)
この人たちが、「これがウィーンのこうもりかぁ」ってこれを見て思うのが、果たしていいのか悪いのか…幸せなのか不幸なのか…だっていつもとあまりに違うんですもん。
それは出演者みんなで「ちょっとしたお遊びやいたずら」をするからなんです。それくらいこの作品が劇場そのもので手の内に入っているからなんでしょうね。国立歌劇場ではそういうのはありません。
私が気がついたいたずらでは、
①アデーレが2幕でおしりを触られても「キャッ」と言わなかったので、アイゼンシュタインは「あの叫びは知っているぞ!やっぱりアデーレだ」っていつものセリフがいえない。一瞬間があり「やっぱりあれば絶対アデーレだ」に変わってました。アデーレさんのいたずらです。(ここでアンドレアボーグナーが失敗するはずがありません!)
②シャンペンがどう見ても本物でした。何人かの人が本当に中の液体を飲み干していましたから。
③2幕、舞台前のプロンプターの人にもグラスとミニシャンペンが渡されていました。
④牢屋でアルフレッドがフロッシュにチップを渡すのですが、それがあまりに少ないので、「どこで働いているのか?」「フォルクスのテノール歌手です」というやり取りがあり、チップを返すという面白い部分があるのですが、今回は小銭を増やして返してやり、その上「パンを2個買って、一個はあんたに、もう一個は劇場支配人のマイヤーにやりなさい」と言っていました。普段はここまで言わないんですよね。これは大晦日だけの特別台本みたいで、国立歌劇場ではパンのかわりに、「ヴルストセンメル(ソーセージパン)」とちょっと内容が豪華でしたが、劇場支配人のホレンダーの名前が高々と叫ばれていました。
他にももしかしたら私が見逃した所があるかもしれませんが、フォルクスの出演者のみなさんは、私が知っている限り、大晦日が一番リラックスして、でも気合が入って出来がいいんです。なので、そういう「いつもと違う」ところも楽しみながら3時間見てきました。
また、今日に限ってフロッシュ役の俳優さんがいつもと違う人でした。フォルクスには、この役をしている役者さんがいつもは2人いるのですが、今日は新しい人で、同じテキストなのに人によって全く印象が違うのも、(訛り度が違うのも)おもしろいです。
指揮 Alfred Eschwe
ロザリンデ Kataria Sokolova Rauer
アデーレAndrea Bogner
オルロフスキーAnnely Peebo
イーダJohanna Arrouas
アイゼンシュタインThomas Sigwald
ファルケMatias Hausmann
フランクJosef Luftensteiner
フロッシュRobert Meyer
ブリントGernot Kranner
イワンStefan Tanzer
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます