Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ヴァッハウ春のワイン祭り3.5.2008

2008年05月06日 06時53分55秒 | Weblog
5月3日の様子を。




前日の試飲会を終えて帰宅したのが夜中。寝たのは1時。起床朝の5時。ご飯炊いておにぎり作って、朝6時半には家を出ました。向かうはドナウ川沿いにあるメルクという街です。

昨日の試飲会はコニーが一緒でしたが、今日はこまこま夫婦に私、そしてクリスチャン君の4人で出かけました。オーストリア国鉄には「Einfach Raus Ticket」というのがあって、簡単に言えば「青春18」なんですが、28ユーロで5人まで一日乗り放題(ローカルに限る)という切符です。近郊はこれが以外といいです。

クリスチャン君は途中の駅から合流したのですが、その時、こまこま二人はすやすやおねむだったので、私たちは他の座席に座り、その後も静かに彼の日本語の宿題をやっていました。作文の宿題を「彼の意図を変えず、手伝ったとばれずに」直すのは、以外に難しいんです。

メルクの修道院は本当にきれいで、中にある図書館や教会は何度見ても飽きません。残念だったのはここから次の街へドナウ川クルーズで行くのですが、本数が少なく修道院をゆっくり見られなかったことでしょうか。(駆け足でした)

写真は修道院を横から見たところです。



これが修道院の中にある教会。




そして、修道院から見た景色です。



私たちはメルクから対岸のシュピッツという町へ船で移動しました。船が進むと風で寒いくらいでしたが、太陽の光できらきら光る川面は本当に見ていて気持ちいいし、周りの風景も見事です。山のすそにはワイン畑が広がり、川沿いにはアプリコットの木が並びます。

船からの景色1



船からの景色2




船からの景色3



さて、シュピッツをはじめヴァッハウ地方は、今日は春のワイン祭りです。なのでどのワイン農家でもお客さんのために試飲の準備をして待っていてくれます。
私たちはインフォメーションを頼りにシュピッツの街で8件だったか9件だったかのワイン農家を訪れました。

こんなブドウ畑の中を散歩しながらワイン農家を回りました。



途中お昼ご飯を食べたのですが、品数はないけど、それぞれはいい素材を丁寧に作ってあるランチビュッフェにしました。そしてワインを1本頼んだのですが、これも試飲に含まれますよということで無料。なんとまぁ太っ腹だこと!こんないい国は他に知りません。

ヴァッハウワインはオーストリアの中では一番日本でも有名ですが、上品で軽い白ワインが春の風によく似合います。しかしこの前のシュテッテンのことがあるので、あまり飲まないようにしようと思っていたのですが、やはり美味しさには勝てず、ガンガン飲んでいました。

その後、クレムスの駅に昔お世話になったホイリゲのご夫婦がいるので、ご挨拶だけでもと思って下車したら、デュルンシュタインと間違っていたようでタクシーで引き返したのですが、ホイリゲはもう閉まっていて、晩御飯を食べたお店に聞いたら、お年だということで息子さんの代に渡され、今はご夫婦で住んでいるけどそこではやっていないということでした。お店の人に事情を話し電話番号をもらいお電話しましたが留守のようでした。

実はこのホイリゲのご夫婦とは、昔友達と二人で街の中で飲んでいるときに意気投合し、もうちょっとで終電逃しそうな時に、駅まで案内して連れて行ってもらい、その上お店の自慢の玉ねぎケーキ(キッシュみたいなの)をすばやく暖め、もうそこに電車来てるぞ~という時に駅のホームで食べさせてもらったんです。その後一度だけお店に行ったのですが、あれからもう10年以上たっていますから、お歳になってお店を閉められたのはしかたないです。ご挨拶できなかったのがちょっと残念でしたが、お元気にしておられるようでよかったです。

ウィーンに着いたのは夜10時。それからクリスチャン君が帰る12時過ぎまで、こまこま夫婦のお土産チェコビールでもう一度盛り上がったのは言うまでもありません。










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