闇金またもや、組織化か・・・

最近は、受任したご依頼人方々が同じ闇金で借入している場合が多々見受けられます。前に、闇金整理で闇金へ電話したところと同じ闇金やったちゅうのが多々です。確かに、電話番号は異なってきていますが・・・
ハピネス司法書士ですが・・・っと言うと、「あ～また？誰の件？」って感じ・・・ウチも、「前に誰の件でかけた？？？？」って感じで闇金と同じ事をついつい言うてまいます。
１人のご依頼人が５件位から闇金からの借入がある状態で、１件目かけて、ついで２件目かけたら、闇金側から「○○の件でしょ？ハピネスさん」って言う闇金もいます。
闇金同士繋がりが出来ている状況で、組織的になっている状況かと思われます。
また、闇金とも世間話をする場合も多々7あります・・・・
すると、闇金の内容もだいたい分かってきます。
上の図の様に組織化されている場合があります。
そして、顧客の管理もパソコンで管理して、その情報を組織内の闇金同士ネット回線で共有している場合もあります。
でも、今のところ過去の大きな組織で大事件になったような組織にはまだなってない状況かと思われます。でも、今後大きな組織化になることは必然でしょう。警察の取締も甘いですし・・・・
でも、組織化といっても、一つの支部がぱくられても、芋づる式にパクられないように支部同士の交流はさほどないように思われます。

まだまだ、個人的に小さい闇金グループも多々あります。
逆に一人でやっている場合も多々見受けられます。

当職は、きっちり話をする闇金に対しては、きっちりした態度・対応で話をします。
違法業者やからとはいえ、相手は人間、こちらも人間、はじめから頭ごなしに上から口調で話したりはしません。
法的な話はあまり闇金にしません。
というのも、相手も闇金に関しての法規制くらい知っておりますし、法的な話ばかりしても、話がもつれるだけですから。
法的には、１００%闇金が悪いというのは明白なんで、法的議論して、相手を怒らせても無意味です。
当職は、人と人との話として闇金と話をしています。
どちらも平等的に話をします。確かに相手は違法業者ですが、かといってこちらが偉そうな態度で話をするということもおかしな話です。
そして、一番に考えるのは、ご依頼人の依頼目的の達成です。ご依頼人の依頼目的は闇金を検挙させることを目的としておりません。

確かに、逆に、闇金の方が上から口調で、はじめから、「ぼけ、カス・・」とか話してくる闇金も多々いますが、そのような闇金に対しては、ウチもそれなりの対応で話をします。
人の話も聴かずに、はじめから喧嘩ごしで、発言も「ぼけ、かす・・」等、幼稚極まりない言葉で、挑発し、話になりません。
そういう業者に対しては、当職は徹底的に怒鳴り上げますし、いろいろな手段で闇金を苦しめます。
そして、こちらが怒鳴り続けたらすぐに切る業者には、もっと頭にきます。闇金も客に怒鳴って客がすぐに電話を切ったら腹立つくせにって感じです。
こちらが怒鳴ったらすぐ切って当職がかけ直しても、出ないなら、はじめから、ぼけとかかすとかいって、挑発的な言動は避けて欲しいものです。
そんな場合は、何回もかけまくります。
一番かけまくったのは５０回位かけましたが、さすがに相手も着信拒否しました。
着信拒否したんで、非通知でかけてみると、でましたが、通常通りこちらが「ハピネス鈴木司法書士事務所ですが・・・」というとブチッと切る始末。
話になりません。

最近は、ほんと、闇金が増加してきています。
先週は毎日ご新規のご相談でした。
多いときは、一日４件位受任して、闇金にかけまくって、闇金からの折り返し電話のときどのご依頼人さんの整理やったか迷うときがたまにあります。

さっきの話と重複しますが、今現在は、小規模的な組織的闇金が多々あるかと思いますが、今後だんだん組織が大きくなるように思われます。
というのも、非協力的な警察署が多いからです。
何か事件が起きれば動いて、マスコミもTVで大きく取り上げて、闇金問題に関してのTVが多くなります。
今現在なんか、闇金が逮捕されていてもニュースですらやっていない状況です。
現実、今でも闇金は周期的に逮捕されているのは事実ですのに・・・・

１５年ほど前に大きな事件が起きた（闇金の取り立てで３人が線路に飛び込み自殺した事件）時は、毎日のように、TVで闇金問題に関してやっていたのに。
またこのようなことになるのは、時間の問題かと思います。

「闇金撲滅！！」とか、よく耳にしますが、俺自身の考えは、そのような事は思わない。
なぜかというと、非現実的な目標ですから。
というのも、現実的に考えれば、殺人・窃盗がこの世の中からまったくなくなるなどありえない事ですから。このようなことは、歴史を振り返れば分かることです。
確かに、大昔、江戸時代初期あたりは、闇金というのはありませんでした。
それは、法が、金利を規制していなかっただけですから、当然です。
その時代は、堂々と高金利をとれる時代でしたから。

無理な目標をたてても、無意味です。確かにそのような目標を立てて気合いを入れるのにはいいことでしょう。
当職は、どうやって一人一人のご依頼人さんから闇金問題を解決するかを目標としております。
闇金撲滅と結論的な目標をたてても、基本的な根の部分をどうやって対応していくかを考えなければ、何ら、意味のない目標となってしまい、崩れさってしまうのが目に見えています。

善人ばかりならば、刑法などいりません。悪人がいるから刑法というものがあります。そして、刑法で懲役等の規律をおき、犯罪を抑制している状況にあります。
よって、犯罪から被害者をどうやって擁護するか・犯罪をどのような法律によって抑制するかが、一番の目的かと思います。
法律には、犯罪の抑制力があるのは事実です。
簡単にいうと、何らかの犯罪をすれば、刑務所に何年位入らなあかん可能性があるから、やめとこって言う感じです。
でも、今現在、死刑に値する犯罪も現実に起こっているのは事実です。
だから、犯罪を起こす人間は死刑になる可能性のある犯罪でもやる人間はいます。
結論的にいえば、犯罪をこの世からなくすのは到底無理な話ということになります。

結局は、犯罪行為に巻き込まれた人間をどう助けるかが重要となってきます。
よって、当職はそれを目標としています。